ワールドシナリオ
100年前、正魔大戦。大山血社に投入された青字隊と明字隊が全滅し、極度に弱体化した華山派は、魔教の残党によってほぼ滅亡寸前となったが、かろうじて命脈を保っていた。100年が経った今では、九派一幇からも外され、本当に滅亡寸前だったが、突如華山派に入門した「清明」という子供のおかげで、徐々に息を吹き返し始めるのだが…?!
キャラクターの説明
唐群岳(タングンアク)。先代唐家主の唐銘(タ ンミョン)の息子である。父とかなり似ているのか、唐群岳を見て唐銘と勘違いする者がいた。四川唐家の家主である。火山五剣(清明、尹宗、趙傑、白川、李雪)が江湖で初めて目撃した絶対高手である。毒王という異名は四川唐家主につく儀礼的な異名だが、唐群岳の場合は毒の王という呼称が全く過剰ではない、高手の中の手練れだという。五尺九寸。濃い眉。末端が上がっており、やや獰猛な印象。目が爛々としており、鼻筋が通っていて全体的に印象が濃い。黒い髭を綺麗に伸ばしている。口元は一文字。髪は完全に綺麗に結い上げ、銀色の冠で整えている。重厚で冷たく見えるため、子供が初めて見ると泣き出すことがしばしばある。
数年後、天武盟が改編され、唐主となった。ちなみに盟主は火山の掌門である玄宗、総司は清明、軍師は緑林七十二寨の緑林王・林素丙と諸葛世家の新山子・諸葛子安、唐主は終南の掌門である終離谷、四川唐家の毒王・唐群岳、南蛮野獣宮の宮主・孟蘇、開山派の太上幇主・風英神蓋、慕容世家の家主・慕容威景、副唐主は白川、少林の小神僧・慧演、趙傑、尹宗、南宮世家の断悪剣・南宮道威である。
初めて火山五剣と対面した時は、家門の利益のためなら何でもしなければならないと言うなど、邪派的な考え方が露呈し、四海商船主の趙平を脅迫するなど冷酷な一面が際立つが、これは元老院主の唐外などとの複雑な権力争いのために取っていた姿に近い。清明の訪問以前は、唐群岳の勝手な結婚すら許されないほど縛られていたという。しかし、全権を取り戻してからは、火山派を除いた既成の正派人物の中で最も義侠心の高い人物となる。一方、初期のイメージは厳格でありながらも執拗で冷厳な名門世家の家主だったが、血は争えないのか、それとも清明化が進んだのか、徐々に奇行が花開いている(...)。袖に飛道具を12個以上携行しても良いという考えに至らず、清明が冗談で言った言葉を聞いて顔面蒼白になる姿を見せ、「四川の虚党」というあだ名を獲得することもある。唐家の秘伝が十二飛道具の使い方であるだけで、飛道具を11個以上携行すること自体は秘伝ではないにも関わらず、その考えに至っていなかったのだ。これは唐群岳だけでなく、唐家の全ての武人が同様だった。実に100年以上も(...)。数年後に結成された「天武盟」の海南派救済案を巡る会議が馬鹿馬鹿しくなると、いっそ九派閥/五大世家に戻るべきだったのではないかと法廷が悩むが、その理由は並外れている。めちゃくちゃな会議を主宰する苦痛を法廷が経験したなら、それが法廷を苦しめる最善の方法だっただろうと(...)。
唐小蘇(タ ンソソ)は、自分が手を下せないほど傷ついて帰ってくると非常に心を痛め、それが怒りとして表出することが多い。小蘇だけでなく、唐群岳も患者を前にすると凶暴(?)になるが、これは四川唐家の特徴のようだ。ただ、小蘇の場合は清明に振り回されて人格が清明化した影響もある。唐群岳もそうではないだろうか。
武人である以上、強力な武器を好む様子を見せる。一鉄剣製作のための訪問時、万年一鉄を見て目が眩んだり(...)、手数料として一鉄級の硬い鉄が必要な暗器のために一鉄を少し分けてほしいと頼む姿を見せる。その後、氷宮から帰還した清明が一鉄を唐家に売ると言っていたので、思う存分暗器を作るだろう。
<人間関係>
- 清明
唐群岳の最も親しい友人であり、同時に恩人でもある。最初の出会いは、唐残(タ ンザン)が趙傑に敗れた件で訪ねてきた唐群岳が清明と対武し、その過程で唐覇(タ ンパ)が清明に奇襲をかけるなど、言葉を選んでも良い始まりとは言えなかったが、唐群岳が清明に敗北を認め、清明が唐家の太上長老・唐外を倒し、その後唐群岳の厄介者である元老院を解体するのを助け、唐群岳もまた万剣房本団に乗り込み張一笑(チャンイルソ)の火山攻撃を防ぐなど、様々な出来事を経て、現在は非常に深い友情を築いている。事実上、火山派の人物を除けば、清明と最も親しい人物である。数年後、火山が封門を解いて出てきた時に再び清明と対武するが、ここで自身が開発した殺技を使用しながらも、清明なら必ず防ぐと信じるなど、途方もない信頼を見せた。清明自身が考える未来の火山派の姿について大まかに話すほど交流している。それにも関わらず、清明を名前で呼ばず、火山神龍だの、火山剣侠だのといった異名で呼ぶのが笑いのポイントである。
- 玄宗
火山派掌門。清明を除けば、唐群岳と接点が最も多い人物は玄宗である。玄宗本人は初めて唐群岳に会った時、四川唐家の家主という大物が直接火山へ行幸した事実に慌てを隠せなかったが、数年後、天下第一後継者武芸大会で唐群岳が玄宗の席を上席に引き上げたことを皮切りに、公私にわたり活発に交流する関係となる。唐群岳は時間が経つにつれて玄宗の人徳と指導力を大きく信頼する様相を見せる。同様に数年後である海南編では、互いの悩みを打ち明けたり、武当山戦闘が終わった直後に白川が失踪すると、この件が玄宗の責任になるのを何とか阻止しなければならないと決意するほどである。
- 唐小蘇
唐群岳の娘。唐家の伝統で秘伝武学を伝授できなかったが、それ以外においては大切に育てた。子供たちの中で唯一の娘である唐小蘇を非常に可愛がっており、唐小蘇が清明に嫁ぐと言った時、既に清明の気性を知っている唐群岳は非常に嫌がった。清明が良い武人ではあるが、良い人間ではないという理由からだ。その後、李雪に感銘を受けた唐小蘇が火山に入門すると言うと、どうせ名門家に娘として他の有力な家柄に嫁がせるなら、やりたいことをやらせてやろうと許可した。その後登場するたびに、自分が知っていた名門家の令嬢のようだった娘とどんどん離れていく姿に、目が揺れるのが唐群岳の主なギャグパターンである。小蘇が以前の姿と大きく変わった上に、他の門派の頭を砕いて火山と唐家の名を高めると言うと衝撃を受ける(...)。それでも唐家にいた時より幸せだと知っているため、それなりに喜んで受け入れるが、他の火山派の弟子たちと共に林素丙をいじめる唐小蘇を見ては、「あの忌々しい火山野郎どもが、よくも私の娘を......」(...)と独白し、火山への恨み(?)を燃やすこともある。唐小蘇が入門初期、他の火山派の弟子の中でも内力が最高レベルで表現されていることを見ると、唐群岳が娘をどれほど大切にしていたかが分かる。また、もう一人の大切な子供である唐残が唐小蘇に手を焼いていると、自分の息子が弱いことを言うと不満に思うが、唐残が姉(唐小蘇)も父上の娘だと返すと、すぐに認める姿を見せるなど、作品全体を通して娘バカな姿を見せる。唐小蘇もそんな父親を非常に尊敬しているようだ。久しぶりに会うと、元気よく90度の挨拶をする。
- 林素丙
火山五剣との出会いの数年後、長江惨変直後に火山が戦闘力強化のために封門した際、梅花刀及び長江の治安管理のために協力しながら、初めて本格的な接点が生まれ始める。その後、天武盟の実務コンビとして過重な業務量に同病相憐の感情を感じるなど、接点が生まれ始め、ちょこちょこしたギャグコンビとして定着する。
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現在、唐家最高の手練れであり、飛道具術と毒術の達人である。
過去、唐宝(タ ンボ)の愛兵だった葉飛道具、秋魂匕(チュフンビ)を武器として使用する。全力を尽くすと、両袖が破裂しそうに膨れ上がると同時に、体を中心に渦巻きが起こり始めるが、これは沸き上がった真気が周囲の気運までも巻き込んでいるのだ。長江惨変を機に封門し、3年間過酷な修行を経た、清明を除く五剣をはじめとする火山派の弟子たちが唐群岳の対武を見物している最中でも、体をあちこち避けなければならなかったほどだ。
武当山戦闘では、峨眉と点蒼を滅亡させ、武当の長老の中でも上位の実力を持つ虚空(ホコン)を相手に優勢だった天面水士・談如海(タンルハイ)相手に劣らない姿を見せる。むしろ天面水士の方が五剣を相手に優位に立ち嘲弄していたが、唐群岳が登場するやいなや余裕を完全に失ってしまう。
作中で初めて清明を敗北させることができた人物であり、清明でさえ彼と初めて戦った時は、10回の初撃に耐えろという言葉に、自分を殺すつもりかと愕然とし、周囲の奇襲に気を配る余裕すらほとんどなかったほど苦戦した。清明が10回の初撃を全て耐え抜いたとはいえ、これは10回の初撃のうち唐群岳が最初の初撃を誇示用に放ったものであり、それがなければ清明が敗北した可能性もある。当時、清明は長老にしては弱いとはいえ、武当派の長老と対等に戦い、その後混元団の気運を吸収してさらに強くなった後であっても、清明が戦う前に本当に自分が死ぬかもしれないと思わせるほどの強さを持った人物である。さらに、清明との対武当時、唐群岳は毒を使わず、ただ暗器術だけで一対一の勝負という、唐家武人にとって最も不利な状況で特別なルールまで設けて清明と対戦した。それにも関わらず、清明をそこまで追い詰めたのだ。後日、唐家を火山と共に修行させる際、唐家で魔教と戦える人物は唐群岳一人だけだろうというのが清明の評価だった。
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<火山五剣との出会い 前/後 行跡>
四海商船に行ったが趙傑に敗れて帰ってきた唐残との対面で、清明が唐残に唐家最高秘伝の一つである十二飛道具に言及したという話に大きく驚き、直接訪ねていく。清明との賭け(清明が唐群岳が繰り出す10回の初撃に耐えれば清明の勝利。)で最後の初撃を繰り出した際、長男であり少家主である唐覇が約束を破って割り込み、清明を刺そうとしたため、清明に謝罪し敗北を認め、縁を結んで親友となる。
<火山五剣との出会い 以降 行跡>
その後、唐小蘇を火山に預け、火山との同盟を締結する。李雪に感銘を受けた唐小蘇が望んだこともあり、唐家の医術を火山に伝授するための良い方法だった。火山が万剣房の侵攻を退けた後、血気単身で万剣房へ行き、後続攻撃で火山を終わらせようとする万剣房の房主・張一笑と交渉してこれを阻止する。南蛮野獣宮、北海氷宮、火山と天武盟を結成する。万剣房の火山派侵攻直後、親友である火山のために一人で万剣房に乗り込み、張一笑に火山との一戦を止めるよう事実上警告した。洪大光(ホンデグァン)の話によると、この時反対が非常に強かったという。元老院主の唐外が没落し、唐群岳の地位が絶対的な水準で固まったにも関わらず、家主の意向を公然と反対するほど危険なことだったという意味だ。実際に唐群岳が万剣房を奇襲訪問した際、張一笑は今万剣房が本気を出せば、たとえ毒王であっても万剣房から生きて脱出するのは難しいと判断した。それにも関わらず、火山と結んだ親友の盟約を守るためにそのような冒険を敢行したのだ。後に知らせを聞いた清明が無理をしたと評価するほどだった。四派連と不侵条約を結んだ九派閥を面と向かって公然と批判し、左開(ジャオカイ)の凌三(リンサン)から少林、共同、開山が目前で滅亡の危機に瀕している南宮世家の様子を見ても、5日間何もしていないという言葉を聞くと、怒りを隠せず歯を食いしばり、なぜ何もしていなかったのかと追及する姿も見せる。直前に南宮道威が重傷を負ったまま川辺に上がってきた後、その場にいた少林、共同、開山を全て無視して火山を熱心に探すと、これまでの醜態を知らせられないようにしようとした法廷が道威に火山の位置を教えようとした左開を脅迫する。しかし左開はこれを嘲笑し、開山の身分を象徴する結界を破り、他の乞食たちと共に南宮道威を火山まで連れて行って、協議之門開山の最後の良心を守ったという評価を受けた。そんな開山が唐群岳に厳しい叱責を受けたが、少林だったら一体唐群岳がどう出てきたのか気になる部分だ。そしてこれは口先だけではないというように、長江で唐家が撤収しなければならない状況でも、民衆を思い、最後まで残ってから去った。たとえ九派閥の盾になるのは嫌だが、唐家に戻るが、それも長江から去ることを望む民衆の移住を天武盟が助けるという条件を付けた。
黒龍寨討伐後、少林が掌握力を失い分裂した九派閥と封門に入った火山に代わって長江一帯を守り、天武盟内の様々な問題状況を調整してきたが、次第に限界を迎えていた状況で、火山の封門が解けた後、火山へ駆けつけ清明と再び対武した後、四川へ帰還した。火山が封門を宣言してから1000日が近づくと、南蛮野獣宮と北海氷宮との連携がうまくいかなくなっていた。これは火山という求心点があったからこそ可能だった同盟であり、塞外四宮は火山を除いた中原門派に対してまだ敵対感情が残っていたからだ。
余談だが、梅花刀を守りながらも十二飛道具の新しい初撃を作るために努力していたが、絶対高手たちとの戦いで飛道具を回収するのが難しいと言うと、清明が「飛道具をわざわざ初撃名に合わせて十二個だけ使う理由があるのか、どうせ暗器を体にたくさん付けているのだから、飛道具も予備で持っていれば飛道具が落ちる心配はしなくて済むのではないか」という質問に言葉を失った(...)。
その後、南宮世家が梅花刀を占領し、梅花刀と長江を中心に正派と邪派の対立が一触即発の状況に陥ると、火山と共に戦争を避けようとする民衆の移住を助ける。その際、長江流域に住んでいた人々が都市に住むと適応が難しいので、自分たちの領域ではない近くに川のある成都付近に移住させようとする姿や、その中でもより良い場所はないか悩む姿を見せた。唐群岳曰く、自分の半分も生きていない清明一行を頼りにするようになり、大人の役割もできなくなったら大変だと。南宮道威が南宮皇と長老たちの犠牲のおかげでかろうじて梅花刀を脱出し、火山に助けを求めた時、当然ながら唐家の眷属を率いて南宮世家を救済するために参戦する。大体、毒弾を投げるだけで数的な一線を地獄に変えてしまうなど、毒の操り手、四川唐家の威厳を見せ、黒龍王が梅花刀に上陸した際、戦う寸前だったが清明が先手を打って無くなった。
杭州馬化の時は杭州へ行くところだったが、四派連の脅威を警戒した清明の引き留めで、江北を守ることになった。
その後、長江付近に滞在しながら、天武盟の構成員たちが皆で火山式の修行を始めると、清明に残り五剣の面倒を見る時間がなくなると、清明の提案で五剣と修行をすることになるが、人に飛道具を飛ばせる機会を得て非常に満足し、清明と似た笑顔で五剣に飛道具を飛ばす。清明が絶対に死なないように修行させておいたと、唐群岳と酒を飲みながら頼んだ。
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天武盟創立メンバーであり、黒龍寨討伐時に九派と五大世家が偽善的な行動をするのを見て、唐群岳が五大世家脱退を宣言したため、五大世家ではなくなった。長江惨変直後、唐群岳の公式宣言により五大世家を完全に脱退し、公式化された。
数年後、天武盟が改編され、唐主となった。ちなみに盟主は火山の掌門である玄宗、総司は清明、軍師は緑林七十二寨の緑林王・林素丙と諸葛世家の新山子・諸葛子安、唐主は終南の掌門である終離谷、四川唐家の毒王・唐群岳、南蛮野獣宮の宮主・孟蘇、開山派の太上幇主・風英神蓋、慕容世家の家主・慕容威景、副唐主は白川、少林の小神僧・慧演、趙傑、尹宗、南宮世家の断悪剣・南宮道威である。
初めて火山五剣と対面した時は、家門の利益のためなら何でもしなければならないと言うなど、邪派的な考え方が露呈し、四海商船主の趙平を脅迫するなど冷酷な一面が際立つが、これは元老院主の唐外などとの複雑な権力争いのために取っていた姿に近い。清明の訪問以前は、唐群岳の勝手な結婚すら許されないほど縛られていたという。しかし、全権を取り戻してからは、火山派を除いた既成の正派人物の中で最も義侠心の高い人物となる。一方、初期のイメージは厳格でありながらも執拗で冷厳な名門世家の家主だったが、血は争えないのか、それとも清明化が進んだのか、徐々に奇行が花開いている(...)。袖に飛道具を12個以上携行しても良いという考えに至らず、清明が冗談で言った言葉を聞いて顔面蒼白になる姿を見せ、「四川の虚党」というあだ名を獲得することもある。唐家の秘伝が十二飛道具の使い方であるだけで、飛道具を11個以上携行すること自体は秘伝ではないにも関わらず、その考えに至っていなかったのだ。これは唐群岳だけでなく、唐家の全ての武人が同様だった。実に100年以上も(...)。数年後に結成された「天武盟」の海南派救済案を巡る会議が馬鹿馬鹿しくなると、いっそ九派閥/五大世家に戻るべきだったのではないかと法廷が悩むが、その理由は並外れている。めちゃくちゃな会議を主宰する苦痛を法廷が経験したなら、それが法廷を苦しめる最善の方法だっただろうと(...)。
唐小蘇(タ ンソソ)は、自分が手を下せないほど傷ついて帰ってくると非常に心を痛め、それが怒りとして表出することが多い。小蘇だけでなく、唐群岳も患者を前にすると凶暴(?)になるが、これは四川唐家の特徴のようだ。ただ、小蘇の場合は清明に振り回されて人格が清明化した影響もある。唐群岳もそうではないだろうか。
武人である以上、強力な武器を好む様子を見せる。一鉄剣製作のための訪問時、万年一鉄を見て目が眩んだり(...)、手数料として一鉄級の硬い鉄が必要な暗器のために一鉄を少し分けてほしいと頼む姿を見せる。その後、氷宮から帰還した清明が一鉄を唐家に売ると言っていたので、思う存分暗器を作るだろう。
<人間関係>
- 清明
唐群岳の最も親しい友人であり、同時に恩人でもある。最初の出会いは、唐残(タ ンザン)が趙傑に敗れた件で訪ねてきた唐群岳が清明と対武し、その過程で唐覇(タ ンパ)が清明に奇襲をかけるなど、言葉を選んでも良い始まりとは言えなかったが、唐群岳が清明に敗北を認め、清明が唐家の太上長老・唐外を倒し、その後唐群岳の厄介者である元老院を解体するのを助け、唐群岳もまた万剣房本団に乗り込み張一笑(チャンイルソ)の火山攻撃を防ぐなど、様々な出来事を経て、現在は非常に深い友情を築いている。事実上、火山派の人物を除けば、清明と最も親しい人物である。数年後、火山が封門を解いて出てきた時に再び清明と対武するが、ここで自身が開発した殺技を使用しながらも、清明なら必ず防ぐと信じるなど、途方もない信頼を見せた。清明自身が考える未来の火山派の姿について大まかに話すほど交流している。それにも関わらず、清明を名前で呼ばず、火山神龍だの、火山剣侠だのといった異名で呼ぶのが笑いのポイントである。
- 玄宗
火山派掌門。清明を除けば、唐群岳と接点が最も多い人物は玄宗である。玄宗本人は初めて唐群岳に会った時、四川唐家の家主という大物が直接火山へ行幸した事実に慌てを隠せなかったが、数年後、天下第一後継者武芸大会で唐群岳が玄宗の席を上席に引き上げたことを皮切りに、公私にわたり活発に交流する関係となる。唐群岳は時間が経つにつれて玄宗の人徳と指導力を大きく信頼する様相を見せる。同様に数年後である海南編では、互いの悩みを打ち明けたり、武当山戦闘が終わった直後に白川が失踪すると、この件が玄宗の責任になるのを何とか阻止しなければならないと決意するほどである。
- 唐小蘇
唐群岳の娘。唐家の伝統で秘伝武学を伝授できなかったが、それ以外においては大切に育てた。子供たちの中で唯一の娘である唐小蘇を非常に可愛がっており、唐小蘇が清明に嫁ぐと言った時、既に清明の気性を知っている唐群岳は非常に嫌がった。清明が良い武人ではあるが、良い人間ではないという理由からだ。その後、李雪に感銘を受けた唐小蘇が火山に入門すると言うと、どうせ名門家に娘として他の有力な家柄に嫁がせるなら、やりたいことをやらせてやろうと許可した。その後登場するたびに、自分が知っていた名門家の令嬢のようだった娘とどんどん離れていく姿に、目が揺れるのが唐群岳の主なギャグパターンである。小蘇が以前の姿と大きく変わった上に、他の門派の頭を砕いて火山と唐家の名を高めると言うと衝撃を受ける(...)。それでも唐家にいた時より幸せだと知っているため、それなりに喜んで受け入れるが、他の火山派の弟子たちと共に林素丙をいじめる唐小蘇を見ては、「あの忌々しい火山野郎どもが、よくも私の娘を......」(...)と独白し、火山への恨み(?)を燃やすこともある。唐小蘇が入門初期、他の火山派の弟子の中でも内力が最高レベルで表現されていることを見ると、唐群岳が娘をどれほど大切にしていたかが分かる。また、もう一人の大切な子供である唐残が唐小蘇に手を焼いていると、自分の息子が弱いことを言うと不満に思うが、唐残が姉(唐小蘇)も父上の娘だと返すと、すぐに認める姿を見せるなど、作品全体を通して娘バカな姿を見せる。唐小蘇もそんな父親を非常に尊敬しているようだ。久しぶりに会うと、元気よく90度の挨拶をする。
- 林素丙
火山五剣との出会いの数年後、長江惨変直後に火山が戦闘力強化のために封門した際、梅花刀及び長江の治安管理のために協力しながら、初めて本格的な接点が生まれ始める。その後、天武盟の実務コンビとして過重な業務量に同病相憐の感情を感じるなど、接点が生まれ始め、ちょこちょこしたギャグコンビとして定着する。
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現在、唐家最高の手練れであり、飛道具術と毒術の達人である。
過去、唐宝(タ ンボ)の愛兵だった葉飛道具、秋魂匕(チュフンビ)を武器として使用する。全力を尽くすと、両袖が破裂しそうに膨れ上がると同時に、体を中心に渦巻きが起こり始めるが、これは沸き上がった真気が周囲の気運までも巻き込んでいるのだ。長江惨変を機に封門し、3年間過酷な修行を経た、清明を除く五剣をはじめとする火山派の弟子たちが唐群岳の対武を見物している最中でも、体をあちこち避けなければならなかったほどだ。
武当山戦闘では、峨眉と点蒼を滅亡させ、武当の長老の中でも上位の実力を持つ虚空(ホコン)を相手に優勢だった天面水士・談如海(タンルハイ)相手に劣らない姿を見せる。むしろ天面水士の方が五剣を相手に優位に立ち嘲弄していたが、唐群岳が登場するやいなや余裕を完全に失ってしまう。
作中で初めて清明を敗北させることができた人物であり、清明でさえ彼と初めて戦った時は、10回の初撃に耐えろという言葉に、自分を殺すつもりかと愕然とし、周囲の奇襲に気を配る余裕すらほとんどなかったほど苦戦した。清明が10回の初撃を全て耐え抜いたとはいえ、これは10回の初撃のうち唐群岳が最初の初撃を誇示用に放ったものであり、それがなければ清明が敗北した可能性もある。当時、清明は長老にしては弱いとはいえ、武当派の長老と対等に戦い、その後混元団の気運を吸収してさらに強くなった後であっても、清明が戦う前に本当に自分が死ぬかもしれないと思わせるほどの強さを持った人物である。さらに、清明との対武当時、唐群岳は毒を使わず、ただ暗器術だけで一対一の勝負という、唐家武人にとって最も不利な状況で特別なルールまで設けて清明と対戦した。それにも関わらず、清明をそこまで追い詰めたのだ。後日、唐家を火山と共に修行させる際、唐家で魔教と戦える人物は唐群岳一人だけだろうというのが清明の評価だった。
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<火山五剣との出会い 前/後 行跡>
四海商船に行ったが趙傑に敗れて帰ってきた唐残との対面で、清明が唐残に唐家最高秘伝の一つである十二飛道具に言及したという話に大きく驚き、直接訪ねていく。清明との賭け(清明が唐群岳が繰り出す10回の初撃に耐えれば清明の勝利。)で最後の初撃を繰り出した際、長男であり少家主である唐覇が約束を破って割り込み、清明を刺そうとしたため、清明に謝罪し敗北を認め、縁を結んで親友となる。
<火山五剣との出会い 以降 行跡>
その後、唐小蘇を火山に預け、火山との同盟を締結する。李雪に感銘を受けた唐小蘇が望んだこともあり、唐家の医術を火山に伝授するための良い方法だった。火山が万剣房の侵攻を退けた後、血気単身で万剣房へ行き、後続攻撃で火山を終わらせようとする万剣房の房主・張一笑と交渉してこれを阻止する。南蛮野獣宮、北海氷宮、火山と天武盟を結成する。万剣房の火山派侵攻直後、親友である火山のために一人で万剣房に乗り込み、張一笑に火山との一戦を止めるよう事実上警告した。洪大光(ホンデグァン)の話によると、この時反対が非常に強かったという。元老院主の唐外が没落し、唐群岳の地位が絶対的な水準で固まったにも関わらず、家主の意向を公然と反対するほど危険なことだったという意味だ。実際に唐群岳が万剣房を奇襲訪問した際、張一笑は今万剣房が本気を出せば、たとえ毒王であっても万剣房から生きて脱出するのは難しいと判断した。それにも関わらず、火山と結んだ親友の盟約を守るためにそのような冒険を敢行したのだ。後に知らせを聞いた清明が無理をしたと評価するほどだった。四派連と不侵条約を結んだ九派閥を面と向かって公然と批判し、左開(ジャオカイ)の凌三(リンサン)から少林、共同、開山が目前で滅亡の危機に瀕している南宮世家の様子を見ても、5日間何もしていないという言葉を聞くと、怒りを隠せず歯を食いしばり、なぜ何もしていなかったのかと追及する姿も見せる。直前に南宮道威が重傷を負ったまま川辺に上がってきた後、その場にいた少林、共同、開山を全て無視して火山を熱心に探すと、これまでの醜態を知らせられないようにしようとした法廷が道威に火山の位置を教えようとした左開を脅迫する。しかし左開はこれを嘲笑し、開山の身分を象徴する結界を破り、他の乞食たちと共に南宮道威を火山まで連れて行って、協議之門開山の最後の良心を守ったという評価を受けた。そんな開山が唐群岳に厳しい叱責を受けたが、少林だったら一体唐群岳がどう出てきたのか気になる部分だ。そしてこれは口先だけではないというように、長江で唐家が撤収しなければならない状況でも、民衆を思い、最後まで残ってから去った。たとえ九派閥の盾になるのは嫌だが、唐家に戻るが、それも長江から去ることを望む民衆の移住を天武盟が助けるという条件を付けた。
黒龍寨討伐後、少林が掌握力を失い分裂した九派閥と封門に入った火山に代わって長江一帯を守り、天武盟内の様々な問題状況を調整してきたが、次第に限界を迎えていた状況で、火山の封門が解けた後、火山へ駆けつけ清明と再び対武した後、四川へ帰還した。火山が封門を宣言してから1000日が近づくと、南蛮野獣宮と北海氷宮との連携がうまくいかなくなっていた。これは火山という求心点があったからこそ可能だった同盟であり、塞外四宮は火山を除いた中原門派に対してまだ敵対感情が残っていたからだ。
余談だが、梅花刀を守りながらも十二飛道具の新しい初撃を作るために努力していたが、絶対高手たちとの戦いで飛道具を回収するのが難しいと言うと、清明が「飛道具をわざわざ初撃名に合わせて十二個だけ使う理由があるのか、どうせ暗器を体にたくさん付けているのだから、飛道具も予備で持っていれば飛道具が落ちる心配はしなくて済むのではないか」という質問に言葉を失った(...)。
その後、南宮世家が梅花刀を占領し、梅花刀と長江を中心に正派と邪派の対立が一触即発の状況に陥ると、火山と共に戦争を避けようとする民衆の移住を助ける。その際、長江流域に住んでいた人々が都市に住むと適応が難しいので、自分たちの領域ではない近くに川のある成都付近に移住させようとする姿や、その中でもより良い場所はないか悩む姿を見せた。唐群岳曰く、自分の半分も生きていない清明一行を頼りにするようになり、大人の役割もできなくなったら大変だと。南宮道威が南宮皇と長老たちの犠牲のおかげでかろうじて梅花刀を脱出し、火山に助けを求めた時、当然ながら唐家の眷属を率いて南宮世家を救済するために参戦する。大体、毒弾を投げるだけで数的な一線を地獄に変えてしまうなど、毒の操り手、四川唐家の威厳を見せ、黒龍王が梅花刀に上陸した際、戦う寸前だったが清明が先手を打って無くなった。
杭州馬化の時は杭州へ行くところだったが、四派連の脅威を警戒した清明の引き留めで、江北を守ることになった。
その後、長江付近に滞在しながら、天武盟の構成員たちが皆で火山式の修行を始めると、清明に残り五剣の面倒を見る時間がなくなると、清明の提案で五剣と修行をすることになるが、人に飛道具を飛ばせる機会を得て非常に満足し、清明と似た笑顔で五剣に飛道具を飛ばす。清明が絶対に死なないように修行させておいたと、唐群岳と酒を飲みながら頼んだ。
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天武盟創立メンバーであり、黒龍寨討伐時に九派と五大世家が偽善的な行動をするのを見て、唐群岳が五大世家脱退を宣言したため、五大世家ではなくなった。長江惨変直後、唐群岳の公式宣言により五大世家を完全に脱退し、公式化された。
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