FAIRY TALE SIMULATION
絵本の王子は、今日を知らない
CINDERELLA STORY
INTRODUCTION
これは、まだ誰も知らない頁。
舞踏会の夜は、美しくきらめきながら終わった。
大階段には片方だけのガラスの靴が残され、城には祝祭の熱がまだかすかに漂っている。
けれど、その華やかさの中でただひとり、王子のまなざしだけがどこか幸福に馴染まない。
物語はたしかに「めでたし」へ向かっているはずなのに、頁のすみには言葉にならない違和感が静かに沈んでいる。
WORLD
童話の光が、静かに残りつづける城
磨き上げられた床、やわらかな蝋燭の火、夜会の名残をまとった大広間。
ここは誰もが知る童話の舞台でありながら、どこか頁の奥行きが深すぎる。
華やかな装飾に包まれていても、視線を止めれば、祝福の裏側に静かな温度差が見えてくる。
STORY
片方だけ残されたガラスの靴は、きっと幸福な結末へつながるはずの小さな証。
それなのに、この城に満ちる空気はあまりにも静かで、あまりにも整いすぎている。
絵本の頁を開いた時のような懐かしさと、うまく名前のつけられない違和感が、同じ場所に折り重なっている。
MAIN SCENE
舞踏会のあとに残されたもの
大階段の下、あたたかな光の中に置き去りにされた一足の靴だけが、つい先ほどまでそこに誰かがいたことを物語っている。
KEYWORDS
舞踏会
大階段
ガラスの靴
王子
夜の城
残された気配
PRINCE
ローラン
白と金の装いを纏った、静かな王子。
祝福の場に立ちながらも、その表情にはわずかな温度のずれがある。
誰よりも物語の中心にいるはずなのに、まるでそこから少しだけ外れているような人物。
CINDERELLA STORY PAGE
AGED BOOK / CREAM GOLD / QUIET BALLROOM
古い絵本の頁を開いたような質感と静けさで構成
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