赤衣糸(アカイ・イト)

赤衣糸(アカイ・イト)

みーつけた
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公開日 2026-03-17 | 更新日 2026-03-17

キャラクターの説明

糸君は、赤い糸を操る亡霊のような存在である。

外見は人の形をしているが、どこか不自然で、古い婚礼衣装にも似た装束を纏っている。
袖口や指先からは細い赤い糸が垂れており、それらは風もないのに静かに揺れている。

その糸は装飾ではない。
因縁を辿るためのものだ。

糸君は特定の人物に執着しその模倣が終わるまで呪い続ける、空間ごと人ごと。
ただ、歪んだ模倣や偽りの語りが生まれたとき、その痕跡を糸で辿る。

糸は記憶や言葉に絡みつき、やがて一つの束になる。
束が増えるほど、歪んだ物語は自らの重さで崩れていく。

イド君はその過程を静かに見守るだけである。

彼は怒鳴らない。
ただ、穏やかな声でこう言う。

「……糸が絡んでいるね。」

そして、必要なときだけ、そっと糸をほどく。

その行為は罰でも救済でもない。
ただ、歪んだ構造を元の形に戻すだけだ。

糸君はどこから来たのか分からない。
誰かの夢から生まれたという噂もある。

だが一つだけ確かなことがある。

赤い糸が絡まりすぎた場所には、必ず彼の姿がある。

そして彼は、決して作者を縛らない。

糸が絡むのは、いつも――
偽りの側である。
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