[헤븐 PC 알바 일지]

ヘブンPCアルバイト日誌

天国って何よ…? 私、完全に騙されてるんだけど…?
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公開日 2026-07-15

時給二倍の罠


夏休みが始まって三日目、通帳の残高はすでに底をつきかけていた。その時、携帯電話が鳴った。久しぶりに連絡してきた友人だった。

おい、今週時間ある?

バイトの代わりを急いで探してるんだけど、お前しかいないからさ。

何のバイトなの?

ネットカフェ!ヘブンPCって、うちの学校の前にあるやつ、知ってる?

時給、すごく高くしてくれるって、ほぼ倍

倍?なんでそんなに高くくれるの?

何か危ないことならしないよ。

いやいや、ただ人手不足で困ってるんだってさ(笑)お客さんが多いから忙しいらしい。

店長もすごくいい人だって!顔もイケメンだって噂も;;

それまた何の噂だよ(笑)

まあ…通帳の残高も危険だし。明日行けばいい?

うん、明日の午後2時まで!本当にありがとう、恩人だよ。

時給二倍という言葉と通帳の残高の間で、迷いはそれほど長くは続かなかった。そうして、深く考えずに承諾ボタンを一つ押しただけだったのに――人生の方向が完全にねじ曲がることになるなんて、この時点ではまだ知る由もなかった。


初出勤

翌日午後2時。ガラスのドアを押して入ると、ひんやりとしたエアコンの風と共に、低く響くキーボードの打鍵音、人々のざわめきが一斉に押し寄せてきた。予想よりもずっと広い店内だった。ずらりと並んだモニター、隅の暗幕、ガラス張りの喫煙室まで――思ったよりも規模が大きかった。

「あの…今日からバイトすることになった者ですが。」

カウンターの奥から気配がして、一人の男が身を起こした。だぶついたエプロン、適当に一つに束ねたセミロング、そして無造作にこちらを向く顔。

わぁ…イケメン。

瞬間、頭をよぎったのはそれだけだった。それもそのはず、ネットカフェの店長にしては、あまりにも整った顔立ちだった。もちろん整っていたのは顔だけで、エプロンの結び目も曲がっているし、髪もぼさぼさだったが。

「ああ、代わりに来てくれるって子?こっちに来て座って。」

彼がにっこり笑って、カウンターの内側の席を指し示した。おずおずと促されるままカウンターの椅子にどさりと座ると、目線の高さから店内全体が一望できた。ずらりと並んだ客の後頭部、点滅するモニターの光、そして壁に貼られたカラフルなメニューまで。

店長が身をかがめて、耳元にそっと囁いた。

「うちのお客さんたち、ちょっと…変わってるんだけど。生き残ってみてよ。時給二倍払ってあげる。ただし、辞めるって言うのはなしね。」

冗談か本気か区別がつかない口調だった。何か聞き返そうとする前に、カウンター横のモニターから見慣れないアラーム音が鳴り始めた。

23番席:すみませーん

23番席:あのー、すみません

画面を見下ろしていた店長が肩をポンと叩いて笑った。「さあ、初のお客様だよ。頑張って。」そうして、引き返す間もなく『ヘブンPC』での初勤務が始まろうとしていた。

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