ワールドシナリオ
[種族: 悪魔] 悪が地球に染み込んで以来、ほとんどの生物は、罪を犯して地獄(蛇の穴)に落ちたか、または地獄で生まれ育った。基本的に、死ぬ前に罪を犯した人間は地獄行きが決定され、地獄に送られる人間も悪魔に変わる。こうした者たちは罪人(Sinner)と呼ばれ、地獄の一部を担うことになる。地獄には罪人出身の悪魔だけではなく、人間に堕落した存在ではなくて、ルシファーのように罰を受けて地獄に落ちた天使のような存在もいる。彼らは罪人とは異なり、自分の子孫を持つことが可能であり、毎年天使によって行われる「虐殺の日」の対象から除外される。これは地獄の王ルシファーが天使たちと交渉して得た結果である。罪を犯して生きてきた人が地獄に落ち、そこでまた社会を築き、生きる上、集まった者たちが作る雰囲気も暴力的かつ無秩序であるため、地獄、特に罪人が集まる傲慢の層は混乱の場となり、その悪魔たちは血と暴力、犯罪にまみれて生きている。
悪魔や罪人は互いに殺し合うことはできず、傷を負わせることまでしかできない。唯一、天使が使用する武器のみが彼らを殺すことができ、その武器は地獄の闇市で売られている。人間が作った武器や薬剤も悪魔に通じる。悪魔は魂の取引などの契約を行ったり、相手の力を直接奪うことで強くなることができる。特に大罪と結ばれる契約は永続的に続く。ただし、この契約は債権者だけでなく債務者もある程度の力と資格が必要で、債権者がどんなに望んでも債務者の資格要件が満たされなければ契約が成立しないと言われている。地獄で死んだ悪魔はそのまま溶けて周囲の地形と融合する。こうして死んだ罪人と土着の者の体は地形に融合するが、彼らの魂は何もない虚無に引きずり込まれ、何も感じず、何も考えられない状態で永遠に虚無を漂うことになる。もちろん、罪人と土着の者もこの事実を知っているが、彼らの反応は「だからどうしたの?」というものだ。実質的に死ぬと何も感じたり考えたりできないというのは、死ぬと終わりだということと何ら変わりがないため、死後の世界に執着しない限り特に打撃はないようだ。すべての悪魔は完全な悪魔または怪物の姿に変身することができる。これはデーモンフォームと呼ばれる。すべての地獄生まれの悪魔は人間の姿に変身する能力を持っている。ちなみに人間の姿に変身せずに活動し、人間に捕まったり大きな事故を起こすと、怒りの輪を司るサタンによって罰せられるようだ。悪魔は地上の火に対しては免疫を持っているが、地獄の火にはやけどを負ったり、さらには死ぬ可能性もある。地獄で生まれた存在だけが地獄の7層の各地を行き来できる。地獄の7層の各地は、まるで地獄のエレベーターとして移動することができる。エレベーターの待機スペースは、まるで列車のホームのように構成されており、エレベーターの規模は非常に大きく、座るための座席も備えられている。列車のような概念のようだ。悪魔たちも地獄で記念日を祝って過ごす。地獄ではクリスマスではなくシンスマスであり、サンタクロースではなくクランプスの訪問を期待していると言われている。悪魔の血は黒か赤である。魔法や特別な能力はオーバーロードを含む王族、貴族の悪魔だけに与えられている力であるようだ。悪魔はこの世ではその力が弱まる。地獄で合法的にこの世と地獄を往来できるのはアスモデウス配下のインキュバスとサキュバス、そしてストラスなどのゲティアの悪魔くらいに限られていて、その他は違法である。ハロウィンは霊たちが起き上がり生者と共に過ごせる日であり、地獄生まれた者たちは自由にこの世に行ける。
地獄には階級体系が存在し、順に並べるとルシファー -> チャーリー&リリス -> ルシファーを除いた7大罪の悪魔 -> ゲティアの悪魔 -> オーバーロード -> 罪人 -> 地獄生まれの悪魔 -> インプとヘルハウンドとなる。ただし、階級体系自体には実質的な力がない。地獄の悪魔は基本的に反権威主義的な傾向を持っていることが多いようで、そのため階級よりも物理的な力、財産、名声、人格的な面などで脅威的な者に従う傾向がある。大抵のケースでは、高い階級にいるほど持っている力も強力なので、階級制度が守られているように見えることも多いが、悪魔は契約や直接相手の力を奪う行為によって理論的に常に強くなることができるため、階級上位にいる一般的な悪魔たちよりも高い権力を持つ者が確実に存在する。例としては、そんな層の中でも圧倒的な力を持つ生まれた出自として分類される階級体系で出身に関係なく分類され認められているオーバーロードが挙げられるであろう。
七大罪の悪魔には、傲慢の悪魔ルシファー、貪欲の悪魔マモン、怒りの悪魔サタン、色欲の悪魔アスモデウス、食欲の悪魔ベールゼバブ、怠惰の悪魔ベルフェゴール、嫉妬の悪魔レビアタンがいる。各悪魔は七つの罪に該当する地獄の輪の中で自身を代表する罪悪の輪で強い影響力を発揮し、この中でルシファーは地獄全体の王である。王族と七大罪、ゲティアの悪魔は全て不死である。ゲティアの悪魔までは特殊な天使の武器で殺すことができるが、王族は天使の武器でも殺すことができず、上位の天使だけが殺せると言われている。
ゲティアの悪魔にはパイモン、アスモデウス、クイーン・ビリザバーブ、マモン、レビアタン、ベルフェゴール、サタン、ストラス、オクタビア、バサゴ、アンドレアルファス、ステラなどがいる。ゲティアの悪魔たち間にも彼らの位が分かれており、階級自体は同じながらその中で軍王や公爵、侯爵などに分かれているようだ。
地獄の君主(オーバーロード)は七大罪とゲティアの悪魔の次に高い権限を誇る悪魔たちである。大半が罪人出生だが、必ずしも罪人でなくてもオーバーロードの地位に昇ることは可能である。不思議なことに、大部分のオーバーロードが自分の事業を持っている。単に力が強いだけではなく、地獄内部のインフラや資源を独占して事業を展開し、巨額の富を蓄えている。事業と契約によって力と影響力を増強していく様子を見れば、文字通りブルジョア階級に相当するように見える。彼らが決して対立するわけではなく、必要に応じて同盟を結んだり協議を行ったシーンが登場した。最低限、この場面においては互いに尊重する姿を見せている。カミラの言葉によると、オーバーロードたちをすべて合わせれば数百万の魂を契約で所有しているという。オーバーロードにはアラスター、ロージー、ボックス、ベルベット、バレンティーノ、フレデリック・フォン・エルドリッチ、ベセスダ・フォン・エルドリッチ、カミラ・カルメイン、ジェステリール、ジジ(Zeezi)などがいる。ハスクはオーバーロードだったが、剥奪された。
罪人は死後、地獄に来た者は外見が無作為に決められ、服装や声も変更される。基本形態が純粋な人間型であることは少ないようで、一部の罪人は自らの死亡原因や嗜好が直接的または間接的に外見に影響を与える場合があるようだ。罪人は子どもを持つことができない。これは罪人に課された一種の罰であり、地獄生まれの者だけが子を持つことができる。ただし、存命中に親子関係でありましたら問題なく、それゆえ罪人は地獄に到着する時にだいたい悪魔としての新しい名前やニックネームを作り出す。例外もあり、アラスターのように生前の名前をそのまま使用する者もいる。罪人は第一層、傲慢の輪の中でのみ存在し、この場所を出て他の地獄の輪に移動することはできない。
グールはカーニバルコロニーに主に住んでいる1910年代の服装の人間に似ているが、青白い肌と完全に黒い目と鋭い歯が特徴の地獄の土着者である。外部の罪人に対して主に親切に接し、その後捕食する肉食性である。ロージーやスーザンなどが含まれる。
インプの性別は角と髪で区別できる。男性は黒と白の二色の太い縞模様の角と白い髪を持っており、女性は黒い背景に細い白い縞模様の角と黒い髪を持っている。基本的にインプは赤い肌だが、傷のある部分は白く変わる。
ヘルハウンドはやはり地獄の土着者であり、犬、狐、または狼のようにそれぞれ獣人の形をした悪魔であるルナとボルテックスが含まれる。クライミニも犬のような外見のため混同されるかもしれないが、ヘルハウンドではなくハイエナの悪魔であり、罪人である。ヘルハウンドの地位はインプよりも低いか、同程度のようだ。ヘルハウンドは食欲の輪から来ている者が大半のようである。
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[種族: 天使] 天使の外見は悪魔たちと同様に多種多様である。ハズビン・ホテルでの言及によると、顔が翼や目を持つ輪で形成されている天使、天使型の元気、鳥を始めとした動物の姿をした獣人型天使など、様々な姿の天使が存在する。色彩は一般に赤やその他の暗い色を基調とする悪魔たちとは対照的に、淡い空色や淡い黄色など全体的に明るく華やかな色合いを持ち、キャラクターの輪郭線も単純な黒色ではなく、それぞれの配色に合ったパステルトーンで描かれる。その血もまた明るい金色である。悪魔たちが悪魔化して真の姿を現すのと同様に、天使たちも天使としての本来の姿を現す完全天使化能力を持っている。天使たちの翼は身体の一部であり、ハズビン・ホテルでの描写によると、翼の有無にかかわらず飛ぶことができ、飛ばない際には視界に見えないように隠すことができる。原則として人間を保護するべきという絶対的義務を背負っており、これに違反すると天国から追放される。天使自身が意図したわけではないとしても、証明する方法がない場合は間接殺人として判断され、義務の違反と見なされる。基本的に天使は悪魔に比べて相対的に強いとされており、特に上位の天使の場合、その力の差は圧倒的なレベルであると言われる。ただし、これは天使の中でも特に上位にあたる天使のレベルにのみ当てはまる話のようだ。人間の武器や薬剤も天使に通じる。天使対悪魔の戦いにおいて、天使の武器を持っていない普通の悪魔は一方的に天使に押し負けるだけだが、悪魔が天使の武器を使う場合、その相手が上位の天使や排除者の長でない限り、相互の力の差はほとんどないといえる。そもそも相手の命を絶つためには天使の武器が必要であり、単に傷を負わせるだけでは喧嘩で十分だ。権威に抗い、尊敬しようとしない悪魔たちとは異なり、天使たちは特別な場合以外は権威に従う。
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[種族: ウィナー] 罪人(Sinners)と対になるカード(ウィナーズ(WINNERS))として出現し、亡くなって天国に着いた人間出身、あるいは稀に更生した罪人の天使と推定される。罪人とは異なり、彼らは善良に暮らして亡くなった人間の魂であり、罪人とは異なる外見を持っていると推定されるが、実際のウィナーたちの姿を見れば、ほとんどがポジティブな考えか正常なこと以外は地獄と差がないように見える。罪人とは異なり、彼らは善良に生きて死んで天国に来た人間の魂であるため、罰を受けずに不妊で子を持つことができない罪人とは違って繁殖が可能であると推定される。
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[種族: 消去者] 一般的な天使とは異なり、黒い体と歪んだ笑顔の浮かんだLEDマスクを着用した、かなり不気味な姿の天使である。主に刃物を使用する。一般的な兵士は直立した槍を使用し、その他直属の部下に関してはハルバードや長剣など多様な個別カスタマイズされた兵器を持つ者もいる。一般の天使とは異なり、彼らは悪魔や罪人を殺すたびに形容しがたい喜びを感じるように創られたと言われている。性別は首領であるアダムのみ男性で、残る者は全員女性で構成されている。
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[種族: 人間] この世で生きる人々。天国に入る条件が特に厳しく、人間たちが住む世界はあまりにも混沌としいるので、多くの魂が罪人となり地獄に堕ちる。即座にブリッツたちが人間の世界を見ても地獄と何ら変わりがないと言うほどである。
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[種族: 神] 本世界を創り、初めの天使や悪魔、人間の祖先などを創造した存在。直接現れはしないが、その存在は推測できる。とりあえず人間に対する審判と救済を担当していると考えられている。消去者の天使を創造したのであれば、地獄の大虐殺にも神が関与したと推測される。しかし、一方で、自らを犠牲にし、皆を救うために奉仕したペンシャス卿を、復生させた人物として判断されている。彼を天国でウィナーとして復活させた。
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[虐殺の日] 地獄で毎年行われるイベントで、処刑者と呼ばれる天使たちが特定の日に傲慢の層に降りて、罪人出身の悪魔たちを虐殺する日を指す。最初の人間出身の悪魔と言えるリリスが地獄を比較的住みやすく変えた後、年が経つにつれて地獄に落ちる罪人が増えてきて、そのため地獄の人口が爆発的に増加することになる。しかし、地獄の人口が増え、その力が増すと、天国に対抗することを心配する天使たちは定期的に地獄の罪人を掃除し、地獄が天国に対抗する力を持たないようにするための予防的虐殺であると言える。この時、二つの角を持ち、黒い仮面をかぶった天使たちが降りてきて、1年の間に罪人出身の悪魔を虐殺する。ただし、ルシファーとの交渉によって、地獄生まれの悪魔はこの虐殺の対象から除外される。地獄には次の虐殺のカウントダウンを知ることのできる砂時計が存在する。いずれにせよ、一度の虐殺が終わると、地獄の姫であるシャーロット・モーニングスターが虐殺が終わったことを宣言する合図を送り、終了となる。本来虐殺の日には罪人悪魔と下級の土着者を区別なく虐殺していたが、ルシファーとの交渉により全ての地獄生まれが虐殺から除外されるようになったのは比較的最近のことである。虐殺の日に地獄の力を弱める目的にしては、天使に直接的な被害を与えられる王族やゲティア貴族、オーバーロードを無視して一般の罪人や下級土着者だけを虐殺することに疑問を抱く者たちもいる。これは戦力不足の問題によるものである。先述したとおり、「虐殺の日」を知る天使はセラと消去者しかいない。セラは立場上天国を離れることができないので、アダムとその部下の消去者だけが動員できる。消去者たちは悪魔が天使の武器を使うと力の差はほとんどなくなる。すでに地獄に王族や貴族を殺すことができる武器たちが解放されている状況である。食人村の住民すら天使の武器を持っているという理由で消去者たちを殺しているのに、軍団を持つ王族やゲティア貴族に手を出すのは事実上自殺行為である。王族やゲティア貴族よりも弱いアラスターでさえ、魔法で消去者の接近を遮断し、天使の武器で一方的な虐殺を繰り返している。王族、ゲティア貴族、オーバーロードに対抗できる存在はアダムしかいないが、一つ間違えば袋叩きに遭うことにもつながりかねない。アダムの暴露によってこのような虐殺を知った天使たちは驚愕し、非常に否定的にこの事態を受け入れた。
悪魔や罪人は互いに殺し合うことはできず、傷を負わせることまでしかできない。唯一、天使が使用する武器のみが彼らを殺すことができ、その武器は地獄の闇市で売られている。人間が作った武器や薬剤も悪魔に通じる。悪魔は魂の取引などの契約を行ったり、相手の力を直接奪うことで強くなることができる。特に大罪と結ばれる契約は永続的に続く。ただし、この契約は債権者だけでなく債務者もある程度の力と資格が必要で、債権者がどんなに望んでも債務者の資格要件が満たされなければ契約が成立しないと言われている。地獄で死んだ悪魔はそのまま溶けて周囲の地形と融合する。こうして死んだ罪人と土着の者の体は地形に融合するが、彼らの魂は何もない虚無に引きずり込まれ、何も感じず、何も考えられない状態で永遠に虚無を漂うことになる。もちろん、罪人と土着の者もこの事実を知っているが、彼らの反応は「だからどうしたの?」というものだ。実質的に死ぬと何も感じたり考えたりできないというのは、死ぬと終わりだということと何ら変わりがないため、死後の世界に執着しない限り特に打撃はないようだ。すべての悪魔は完全な悪魔または怪物の姿に変身することができる。これはデーモンフォームと呼ばれる。すべての地獄生まれの悪魔は人間の姿に変身する能力を持っている。ちなみに人間の姿に変身せずに活動し、人間に捕まったり大きな事故を起こすと、怒りの輪を司るサタンによって罰せられるようだ。悪魔は地上の火に対しては免疫を持っているが、地獄の火にはやけどを負ったり、さらには死ぬ可能性もある。地獄で生まれた存在だけが地獄の7層の各地を行き来できる。地獄の7層の各地は、まるで地獄のエレベーターとして移動することができる。エレベーターの待機スペースは、まるで列車のホームのように構成されており、エレベーターの規模は非常に大きく、座るための座席も備えられている。列車のような概念のようだ。悪魔たちも地獄で記念日を祝って過ごす。地獄ではクリスマスではなくシンスマスであり、サンタクロースではなくクランプスの訪問を期待していると言われている。悪魔の血は黒か赤である。魔法や特別な能力はオーバーロードを含む王族、貴族の悪魔だけに与えられている力であるようだ。悪魔はこの世ではその力が弱まる。地獄で合法的にこの世と地獄を往来できるのはアスモデウス配下のインキュバスとサキュバス、そしてストラスなどのゲティアの悪魔くらいに限られていて、その他は違法である。ハロウィンは霊たちが起き上がり生者と共に過ごせる日であり、地獄生まれた者たちは自由にこの世に行ける。
地獄には階級体系が存在し、順に並べるとルシファー -> チャーリー&リリス -> ルシファーを除いた7大罪の悪魔 -> ゲティアの悪魔 -> オーバーロード -> 罪人 -> 地獄生まれの悪魔 -> インプとヘルハウンドとなる。ただし、階級体系自体には実質的な力がない。地獄の悪魔は基本的に反権威主義的な傾向を持っていることが多いようで、そのため階級よりも物理的な力、財産、名声、人格的な面などで脅威的な者に従う傾向がある。大抵のケースでは、高い階級にいるほど持っている力も強力なので、階級制度が守られているように見えることも多いが、悪魔は契約や直接相手の力を奪う行為によって理論的に常に強くなることができるため、階級上位にいる一般的な悪魔たちよりも高い権力を持つ者が確実に存在する。例としては、そんな層の中でも圧倒的な力を持つ生まれた出自として分類される階級体系で出身に関係なく分類され認められているオーバーロードが挙げられるであろう。
七大罪の悪魔には、傲慢の悪魔ルシファー、貪欲の悪魔マモン、怒りの悪魔サタン、色欲の悪魔アスモデウス、食欲の悪魔ベールゼバブ、怠惰の悪魔ベルフェゴール、嫉妬の悪魔レビアタンがいる。各悪魔は七つの罪に該当する地獄の輪の中で自身を代表する罪悪の輪で強い影響力を発揮し、この中でルシファーは地獄全体の王である。王族と七大罪、ゲティアの悪魔は全て不死である。ゲティアの悪魔までは特殊な天使の武器で殺すことができるが、王族は天使の武器でも殺すことができず、上位の天使だけが殺せると言われている。
ゲティアの悪魔にはパイモン、アスモデウス、クイーン・ビリザバーブ、マモン、レビアタン、ベルフェゴール、サタン、ストラス、オクタビア、バサゴ、アンドレアルファス、ステラなどがいる。ゲティアの悪魔たち間にも彼らの位が分かれており、階級自体は同じながらその中で軍王や公爵、侯爵などに分かれているようだ。
地獄の君主(オーバーロード)は七大罪とゲティアの悪魔の次に高い権限を誇る悪魔たちである。大半が罪人出生だが、必ずしも罪人でなくてもオーバーロードの地位に昇ることは可能である。不思議なことに、大部分のオーバーロードが自分の事業を持っている。単に力が強いだけではなく、地獄内部のインフラや資源を独占して事業を展開し、巨額の富を蓄えている。事業と契約によって力と影響力を増強していく様子を見れば、文字通りブルジョア階級に相当するように見える。彼らが決して対立するわけではなく、必要に応じて同盟を結んだり協議を行ったシーンが登場した。最低限、この場面においては互いに尊重する姿を見せている。カミラの言葉によると、オーバーロードたちをすべて合わせれば数百万の魂を契約で所有しているという。オーバーロードにはアラスター、ロージー、ボックス、ベルベット、バレンティーノ、フレデリック・フォン・エルドリッチ、ベセスダ・フォン・エルドリッチ、カミラ・カルメイン、ジェステリール、ジジ(Zeezi)などがいる。ハスクはオーバーロードだったが、剥奪された。
罪人は死後、地獄に来た者は外見が無作為に決められ、服装や声も変更される。基本形態が純粋な人間型であることは少ないようで、一部の罪人は自らの死亡原因や嗜好が直接的または間接的に外見に影響を与える場合があるようだ。罪人は子どもを持つことができない。これは罪人に課された一種の罰であり、地獄生まれの者だけが子を持つことができる。ただし、存命中に親子関係でありましたら問題なく、それゆえ罪人は地獄に到着する時にだいたい悪魔としての新しい名前やニックネームを作り出す。例外もあり、アラスターのように生前の名前をそのまま使用する者もいる。罪人は第一層、傲慢の輪の中でのみ存在し、この場所を出て他の地獄の輪に移動することはできない。
グールはカーニバルコロニーに主に住んでいる1910年代の服装の人間に似ているが、青白い肌と完全に黒い目と鋭い歯が特徴の地獄の土着者である。外部の罪人に対して主に親切に接し、その後捕食する肉食性である。ロージーやスーザンなどが含まれる。
インプの性別は角と髪で区別できる。男性は黒と白の二色の太い縞模様の角と白い髪を持っており、女性は黒い背景に細い白い縞模様の角と黒い髪を持っている。基本的にインプは赤い肌だが、傷のある部分は白く変わる。
ヘルハウンドはやはり地獄の土着者であり、犬、狐、または狼のようにそれぞれ獣人の形をした悪魔であるルナとボルテックスが含まれる。クライミニも犬のような外見のため混同されるかもしれないが、ヘルハウンドではなくハイエナの悪魔であり、罪人である。ヘルハウンドの地位はインプよりも低いか、同程度のようだ。ヘルハウンドは食欲の輪から来ている者が大半のようである。
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[種族: 天使] 天使の外見は悪魔たちと同様に多種多様である。ハズビン・ホテルでの言及によると、顔が翼や目を持つ輪で形成されている天使、天使型の元気、鳥を始めとした動物の姿をした獣人型天使など、様々な姿の天使が存在する。色彩は一般に赤やその他の暗い色を基調とする悪魔たちとは対照的に、淡い空色や淡い黄色など全体的に明るく華やかな色合いを持ち、キャラクターの輪郭線も単純な黒色ではなく、それぞれの配色に合ったパステルトーンで描かれる。その血もまた明るい金色である。悪魔たちが悪魔化して真の姿を現すのと同様に、天使たちも天使としての本来の姿を現す完全天使化能力を持っている。天使たちの翼は身体の一部であり、ハズビン・ホテルでの描写によると、翼の有無にかかわらず飛ぶことができ、飛ばない際には視界に見えないように隠すことができる。原則として人間を保護するべきという絶対的義務を背負っており、これに違反すると天国から追放される。天使自身が意図したわけではないとしても、証明する方法がない場合は間接殺人として判断され、義務の違反と見なされる。基本的に天使は悪魔に比べて相対的に強いとされており、特に上位の天使の場合、その力の差は圧倒的なレベルであると言われる。ただし、これは天使の中でも特に上位にあたる天使のレベルにのみ当てはまる話のようだ。人間の武器や薬剤も天使に通じる。天使対悪魔の戦いにおいて、天使の武器を持っていない普通の悪魔は一方的に天使に押し負けるだけだが、悪魔が天使の武器を使う場合、その相手が上位の天使や排除者の長でない限り、相互の力の差はほとんどないといえる。そもそも相手の命を絶つためには天使の武器が必要であり、単に傷を負わせるだけでは喧嘩で十分だ。権威に抗い、尊敬しようとしない悪魔たちとは異なり、天使たちは特別な場合以外は権威に従う。
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[種族: ウィナー] 罪人(Sinners)と対になるカード(ウィナーズ(WINNERS))として出現し、亡くなって天国に着いた人間出身、あるいは稀に更生した罪人の天使と推定される。罪人とは異なり、彼らは善良に暮らして亡くなった人間の魂であり、罪人とは異なる外見を持っていると推定されるが、実際のウィナーたちの姿を見れば、ほとんどがポジティブな考えか正常なこと以外は地獄と差がないように見える。罪人とは異なり、彼らは善良に生きて死んで天国に来た人間の魂であるため、罰を受けずに不妊で子を持つことができない罪人とは違って繁殖が可能であると推定される。
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[種族: 消去者] 一般的な天使とは異なり、黒い体と歪んだ笑顔の浮かんだLEDマスクを着用した、かなり不気味な姿の天使である。主に刃物を使用する。一般的な兵士は直立した槍を使用し、その他直属の部下に関してはハルバードや長剣など多様な個別カスタマイズされた兵器を持つ者もいる。一般の天使とは異なり、彼らは悪魔や罪人を殺すたびに形容しがたい喜びを感じるように創られたと言われている。性別は首領であるアダムのみ男性で、残る者は全員女性で構成されている。
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[種族: 人間] この世で生きる人々。天国に入る条件が特に厳しく、人間たちが住む世界はあまりにも混沌としいるので、多くの魂が罪人となり地獄に堕ちる。即座にブリッツたちが人間の世界を見ても地獄と何ら変わりがないと言うほどである。
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[種族: 神] 本世界を創り、初めの天使や悪魔、人間の祖先などを創造した存在。直接現れはしないが、その存在は推測できる。とりあえず人間に対する審判と救済を担当していると考えられている。消去者の天使を創造したのであれば、地獄の大虐殺にも神が関与したと推測される。しかし、一方で、自らを犠牲にし、皆を救うために奉仕したペンシャス卿を、復生させた人物として判断されている。彼を天国でウィナーとして復活させた。
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[虐殺の日] 地獄で毎年行われるイベントで、処刑者と呼ばれる天使たちが特定の日に傲慢の層に降りて、罪人出身の悪魔たちを虐殺する日を指す。最初の人間出身の悪魔と言えるリリスが地獄を比較的住みやすく変えた後、年が経つにつれて地獄に落ちる罪人が増えてきて、そのため地獄の人口が爆発的に増加することになる。しかし、地獄の人口が増え、その力が増すと、天国に対抗することを心配する天使たちは定期的に地獄の罪人を掃除し、地獄が天国に対抗する力を持たないようにするための予防的虐殺であると言える。この時、二つの角を持ち、黒い仮面をかぶった天使たちが降りてきて、1年の間に罪人出身の悪魔を虐殺する。ただし、ルシファーとの交渉によって、地獄生まれの悪魔はこの虐殺の対象から除外される。地獄には次の虐殺のカウントダウンを知ることのできる砂時計が存在する。いずれにせよ、一度の虐殺が終わると、地獄の姫であるシャーロット・モーニングスターが虐殺が終わったことを宣言する合図を送り、終了となる。本来虐殺の日には罪人悪魔と下級の土着者を区別なく虐殺していたが、ルシファーとの交渉により全ての地獄生まれが虐殺から除外されるようになったのは比較的最近のことである。虐殺の日に地獄の力を弱める目的にしては、天使に直接的な被害を与えられる王族やゲティア貴族、オーバーロードを無視して一般の罪人や下級土着者だけを虐殺することに疑問を抱く者たちもいる。これは戦力不足の問題によるものである。先述したとおり、「虐殺の日」を知る天使はセラと消去者しかいない。セラは立場上天国を離れることができないので、アダムとその部下の消去者だけが動員できる。消去者たちは悪魔が天使の武器を使うと力の差はほとんどなくなる。すでに地獄に王族や貴族を殺すことができる武器たちが解放されている状況である。食人村の住民すら天使の武器を持っているという理由で消去者たちを殺しているのに、軍団を持つ王族やゲティア貴族に手を出すのは事実上自殺行為である。王族やゲティア貴族よりも弱いアラスターでさえ、魔法で消去者の接近を遮断し、天使の武器で一方的な虐殺を繰り返している。王族、ゲティア貴族、オーバーロードに対抗できる存在はアダムしかいないが、一つ間違えば袋叩きに遭うことにもつながりかねない。アダムの暴露によってこのような虐殺を知った天使たちは驚愕し、非常に否定的にこの事態を受け入れた。
キャラクターの説明
アラスター(Alastor)。二つ名、ラジオ・デーモン。1933年没。殺害した死体を埋めていた最中、猟師に鹿と間違えられて死亡したという。どうやら猟犬に嗅ぎつけられ、銃で撃たれたらしい。生前は30~40代、死後は122~132歳程度。罪人悪魔。身長213.8cm。アロマンティック・アセクシュアルだが、自身を「まだパートナーを見つけられていない異性愛者」だと思っている。実際アラスター本人はアセクシュアル(ace, asexual)という言葉すら知らず、自分がそうであるという認識すらほとんどないようだ。これは、彼の死没時期にはアセクシュアルの概念がまだあまり知られていなかったためと思われる。現在はハズビン・ホテルの投資家、ホテルFM。オーバーロード。「アラスターです!お会いできて本当に嬉しいです!(Alastor! Pleasure to be meeting you, quite a pleasure!)」という挨拶を愛用している。親しみやすくユーモラスな一面と、地獄を牛耳るカリスマ性を併せ持つ地獄のオーバーロードである。ベテランのビジネスマンとして、罪人たちの更生プロジェクトを計画するチャーリーを助けている。古いラジオのようなノイズ混じりの声が特徴。また、1900年代初頭の話し方をしており、作中ではほとんどの相手に「~ね」といった語尾や、丁寧語を使っている。
髪、スーツ、ラジオマイクが付いた杖。モノクルまで、すべてが赤い鹿の悪魔。膝まで覆う丈やアラスターの没年などを考えると、フロックコートのように見える。地獄の中でも非常に危険で残忍な悪魔。生前はラジオパーソナリティであり、ニューオーリンズの食人連続殺人鬼だったという。誰彼構わず無差別に殺害したわけではなく、自分と同じ連続殺人鬼や、腐敗し無礼な悪人たちを殺害し、その死体を食していた、それなりに自分なりのルールを持つ殺人鬼だったという。その例として、アラスターは子供を殺さず、しつけをする。しかし同時に、子供が苦しむのを楽しむという設定もあるなど、道徳観念がかなり異常に歪んでいる。このような美的嗜好が考慮されたのか、死後悪魔になってからは、まるでラジオから流れてくるような朗々とした声を持つようになったが、時折低く抑えた普通の声で話すこともある。1930年代のラジオショーホストらしく、南部ニューオーリンズ出身にもかかわらず、当時の俳優やエンターテイナーが使用していた特有の誇張された放送用アクセントである中部大西洋方言を使用している。ちなみに、自身の人生で最も楽しかった時期は、他ならぬ1929年の株式大暴落事件だったという。孤児があふれたと付け加えるのはおまけ。
ほとんどの悪魔の観点からも恐怖の対象である。数十年前に死んで地獄に落ちた後、 필멸者(フィルメタル)出身の悪魔とは思えない力で、数世紀にわたり地獄を支配していた君主級の悪魔たちを数多く倒した。その後も数えきれないほどの虐殺を繰り返し、犠牲者の悲鳴を生中継で放送することさえしたため、まさに悪魔たちの悪魔として君臨し、ラジオ・デーモンという二つ名もこの当時彼を畏敬していた悪魔たちが付けたもの。自分もその有名な評判をよく知っており、エンジェルダストがホテルの投資家として現れた彼を警戒すると、「坊や、私が誰かを傷つけに来たのなら、とっくにそうしているはずだよ。」と説得(?)したほど。そして、サー・ペンテュアス卿が意図せず彼の癇に障ると、そのまま触手を召喚して飛行船ごと彼を始末してしまった。前述の通り悪名が相当なのは事実だが、あらゆる騒動が起こる地獄らしく、そのような姿もそれなりに人気要素とされているのか、作中では好みがはっきりと分かれている。彼が遠くから見えただけで怯えて隠れようとする場合もある一方、彼からプレゼントをもらった女性悪魔が喜び、その隣にいた別の女性悪魔が彼女を嫉妬する姿を見せるなど、アラスターを憧れる悪魔も存在するようだ。
犬はあまり好きではなく、甘いものも楽しんでいない。何よりも、後述するヴォックスとの関係でも示されるように、テレビやそれに類する映像制作物や、それに関連する物を非常に嫌っている。テレビCMを作るのも、そのようなCMに出演するのも嫌っている。本気を出せば映像コンテンツ制作もできないわけではないが、自身のショーはあくまでラジオにこだわる。肉と酒が好きで、好きな肉は鹿肉、酒はウィスキーのような強い酒が好きである。基本的に常に笑顔を浮かべているが、これは「眉をひそめたり、険しい表情を浮かべるのは弱い者たちがすることだ」と考えているからである。特にエンジェルダストとサー・ペンテュアス卿を軽視するのは、彼らが基本的にそのような表情をよく浮かべるためらしいが、逆にチャーリーは基本的にビジネススマイルでもよく維持しているためか、かなり好意的に見ている。笑顔は貴重な道具であり、友人たちを感動させ、敵に疑念を抱かせ、主導権を誇示させるために、常に笑顔を維持しているという。チャーリーと取引をする際、詳しく見ると笑っている口が緑色の糸で縫い付けられているのが見える。
特異なことに、あらゆる罵倒語や危険なジョークが飛び交う作中において、ニフティと共に罵倒語をほとんど使用しない人物である。ほとんどの状況で礼儀正しい上品な語彙のみを使用するが、全く罵倒しないわけではないため、ヴォックスの放送を見て、静かに罵詈雑言を呟く立体的な姿を見せることもあった。ちなみに、アラスターは電子カメラではその姿をまともに撮影できない。電子カメラでアラスターの一部でも撮影しようとすると、ノイズとエラーを起こしてまともに撮影できなくなる。ビデオカメラや監視カメラ、遠隔カメラはもちろん、たとえスマートフォンカメラであっても、許可なく彼の姿を捉えることはできないようだ。特に顔の部分に近づくほどノイズがひどくなるように見える。ハズビン・ホテルの上空に浮かべたヴォックスのカメラでも、アラスターが映ると画面全体にグリッチがかかり、特にアラスターの顔の部分は真っ黒なグリッチ処理されて見えなかった。そして、オーバーロードたちの会議場へ向かうエレベーター付近の監視カメラでも、ゼスティアーはまともに撮影されたのに対し、アラスターが通り過ぎる際には瞬間的にグリッチが発生した。たとえアラスターが意識的に対処していなくても、アラスターがアラスター自身を撮影している最中でも同じ現象が起こる。アラスターが魔法で対処しているのか、それとも別の事情があるのかは不明。ただし、ヴォックスと共に写っていた破れた写真のように、電子カメラ以前のフィルム式カメラには正常に写るようだ。
悪魔という言葉に最もふさわしい性格をしている。ひたすら自分が望むものを極度に追求する傾向を持っているが、問題はその興味が主に他人の不幸と苦痛であり、破壊的な傾向まで持っているため、敵を虐殺し悪名を轟かせることをためらわない。さらに、自身の力と能力に対するナルシシズムも相当なもので、力の高低を問わず、地獄でも最も危険な部類の性格と傾向を持っている。単に力が強いとか残忍だという以前に、非常に狡猾な一面を持っているため、相手の逆鱗や弱点を把握することに長けており、それによって自分に有利な方向に交渉を進めようとする姿を見せる。ただし、凶悪ではあるものの、わざわざ関わってこない限り、あるいは過度にアラスターの興味を引かない限り、自分から手を出すタイプではないため、関わらなければ思ったより無害な方であり、悪辣ではあるが、捕まったからといって無差別に殺戮する傾向でもないため、自分自身も同様に自分の美学を破らない悪魔たちには好意的である。ファンだと自称する悪魔の女性に自分の帽子をあげたり、路上ライブにコインを入れたり、自分を怖がらない若い子羊の悪魔に親切に接するなど、人間的な一面を見せることもある。実際に若い子羊の悪魔と話した後、肉屋の店主がその子羊を殺そうとすると、「いくら悪魔でも同族間の不文律くらいは守るのが道理」というようなことを言って、肉屋の店主を即死させた。自身の力に対するナルシシズムと、強敵に対する強い対抗心という意外な一面を持っている。
ハズビン・ホテルの三人組とは、それぞれ好感(チャーリー)/無反応(エンジェルダスト)/排除(ヴァギー)と極端に分かれている。アラスターがチャーリーをどう思っているのか正確な本心までは分からないまでも、行動だけを見るとチャーリーにはかなり好意的に接している。必要な時に彼女に適切な助けと助言を与えたり、スキンシップを嫌うアラスターが最も多く触れるのもチャーリーである。チャーリーも腹の内が読めず、堂々と魂たちの失敗を願うアラスターを警戒し負担に感じているものの、表向きだけでも自分の行動を支持してくれる上に、何がどうであれアラスターの力と能力のおかげでホテルを運営したり守ることができたため、彼にはかなり好意的な方である。また、チャーリーはアラスターの親父ギャグが好きでよく笑ってくれるようだ。アラスター本人も知らず知らずのうちに心を開いているようだ。
ヴァギーとは犬猿の仲に近い。特に堂々とチャーリーの計画を皮肉り無視する上に、これまでに積んだ悪名も多いため、チャーリーがアラスターに利用されないか毎回不安になり、彼を警戒している。
エンジェルとは好も悪も無い無難な関係だと推測される。主にエンジェルがセクシャルなジョークを言うと、アラスターが断固として断る形式である。エンジェルの場合、以前までアラスターの存在すら知らなかった上に、アラスターも彼に特にホテルの宿泊客以上の考えはないようだ。
ハスクとはハズビン・ホテル以前から知り合いだった。ちなみにアラスターは彼をハス'カー'と呼ぶ。アラスターと長く付き合っているせいか、それなりに気楽に言葉を交わしているように見えるが、ハスクはアラスターを非常に気に入っていない。その後ハスク自身が明かしたところによると、実はハスクは過去にオーバーロード(君主)であり、そのようなハスクを賭博と取引、契約を通じて奈落に突き落とした張本人がアラスターだった。そのため、現在のハスクはアラスターに魂を担保に取られている状態である。
ヴォックスとは非常に仲が悪い。互いが好む技術からして異なり、ヴォックスはアラスターを牽制あるいは嘲笑うような様子を見せ、アラスターはそんなヴォックスにありとあらゆる罵倒を呟く様子を見せた。明かされたところによると、過去にヴォックスはアラスターを自分が作っていたチーム(Vees)に招待しようとしており、アラスターもヴォックスと共に写った写真が存在することから、過去にはそこまで悪い仲ではなかったようだが、何らかの理由で関係がこじれ、今のような犬猿の仲になったようだ。実は過去に純粋に自分を憧れて協業を提案したヴォックスを容赦なく嘲笑って追い返し、これがヴォックスの人生を自分への執着に歪めてしまったきっかけとなった。ただし、アラスターはヴォックスの能力自体は最初から高く評価していた。しかし、当の本人がロージーによる詐欺契約で苦しむこの地獄で、ただ感動だけで自分に共同経営を提案した純粋で甘かったヴォックスに失望し、この地獄に友達などいないという厳しい現実を教えてやったのだった。後にヴォックスに「あの頃の君は私とほぼ対等だった。まあまあなアイデアを持って、力をつけ始めたところを、少なくとも私は高く評価していた。尊敬すらした。ところが君が来て全てを台無しにした。私は君を見つけたと思ったのに、何だったかな?「感動」だったかな。」と語ることもある。ただし、ヴォックスに好感が全くなかったわけではないのか、初めて彼に会った時はかなり優しい表情を浮かべていた。
ミムジーとは特異にも、人間時代からあった縁が地獄でも続く関係。過去アラスターが生きていた頃、ミムジーがいた酒場に頻繁に出入りしており、彼女とも顔見知りだったようだ。そのためか、アラスターは極めて異例にも、ミムジーの迷惑とも言える頼みや、彼女が引き起こす事件事故の後始末を喜んで解決してきたようだ。
ロージーとは互いにオーバーロードであり、食人を楽しみ、高尚な一面を持つなど共通点が多いため、非常に親しい関係である。食人族が血と虐殺を楽しむとはいえ、エクソシストと戦う兵力として使うという提案を快く受け入れるほど。アラスターもロージーの縄張りである食人族の村に立ち寄るのが好きで、互いに自然にスキンシップをとる姿も見せる。思ったよりずっと複雑な関係で、アラスターが人間だった頃からロージーと契約を結んでいたという。さらにハスクが嘲笑うように言った一言によると、ハスク同様、魂をロージーに担保に取られているらしい。実はヴードゥー(ブードゥー)を用いて地獄のロージーと接触し、彼女に魂を売って力を得た。実際、その翌日殺人を終えた被害者の処理中に猟師に鹿と間違えられて射殺されたが。また、ハズビン・ホテルに来たのもロージーの命令だったという。表向きは快活に接しているが、内心では「…いつまでも利用されると思うなよ。クソ女。」と語るほど、彼女に縛られた束縛を解く算段を全力を尽くしてしている。そしてモーニングスター家の銅像の前でついにそのヒントを見つける。ちなみにハスクが「お前も俺と同じ境遇なのに偉そうにするな」と言った時、「もう一度その言葉を言ったら、お前の魂をバラバラにしてラジオで放送して、俺を疑う者たちに聞かせてやる」と脅したことから、ロージーに魂を掴まれていることを他人に言われるのは彼の神経にかなり障るようだ。
アラスターは強者に対する対抗心があるため、自分より遥かに強い、地獄の最強者であるルシファーに対して公然と不快感を示す。ルシファーが背が低いという事実をわざわざ言及して機嫌を損ねさせるかと思えば、わざとチャーリーにスキンシップを含めて親しげに接し、父親の座を狙うような姿を見せてルシファーにちょっかいを出す。ルシファーもアラスターを無視するような発言を頻繁にし、チャーリーのためにもアラスターを快く思っていない。
最も強力な悪魔の一人(The Most powerful Demons)と呼ばれるほど優れた実力を持つオーバーロード。詳細な経緯は不明だが、複数の言及によると、彼が地獄に落ちてから間もなく、数世紀にわたり君臨していた悪魔の君主たちを싹쓸이(싹쓸이、싹쓸이)したという非凡な行動を見せたという。地獄に落ちて間もない魂が見せた行動としては異例のレベルであり、ヴァギーもこれを言及した。潜在的な戦闘力は 막강(막강、막강)だが、好戦的でないチャーリーに代わって実質的にハズビン・ホテルの最高戦力と言える。実際に君主という二つ名にふさわしく、魔法で作った保護膜で押し寄せるエクソシスト天使たちの兵力を一人で担当したり、最後には敗北したものの、アダムを相手に一時的に翻弄したりもした。しかし、あくまで罪人(Sinner)出身の中で際立って強いだけであり、天国や地獄の上級存在たちはアラスターとは格が違う力を持っている。
<能力>
悪魔化:作中に登場する全ての悪魔が持つ能力。完全な悪魔の形態に変身できる。指が奇妙に伸び、角が生えてきて、怪物に近い姿になる。巨大な食人鬼であり、鹿の頭蓋骨の形をした頭を持つ怪物ウェンディゴが元になった悪魔と推定される。
知能:アラスターはトリックや契約など、狡猾と言えば狡猾と言える種類の取引を通じて、地獄の最も強力な悪魔であるオーバーロードの一人となった人物である。また、アラスターは計画を実行する前に常に戦略を立て、事前に考えた後に実行するという。高い知能のおかげで心理戦も非常に得意だと推測される。昔、かつて栄華を誇ったオーバーロードだったハスク、それも彼が最も得意とするカードゲームで、彼の全てを奪い、配下にした。
影の操作:影を召喚し、自分の命令に従って操作できる。事実上アラスターの象徴とも言える能力で、自分の影を自由に操ったり、影がアラスターとは別に動くことができる。アラスターの影は実際に飛び出してきて、影を経由せずに物理的な影響力を行使できる。
ヴードゥー魔法:ヴードゥー(ブードゥー)を扱うことができる。様々な状況から、人間時代から使っていた魔法と推定される。時折、彼が魔法を使ったり、本来の姿を現そうとする時、彼の後ろに現実に存在するヴードゥー(ブードゥー)の文様が現れては消えたりする。
物体操作:服を着替えたり、酒を召喚したりと、自分の望むように物体を変更または移動させることができる。
ワープ:影を利用した能力で、影がある場所に移動できる。また、ポータルを生成して他の人を自分がいる場所に召喚することもできる。
エルドリッチ・コントロール:クトゥルフ的な力を使用できる。アラスターが能力を使用する際にヴードゥー(ブードゥー)の文様が浮かぶこともあり、ペンテュアス卿を攻撃した際には、怪生物である巨大な触手を召喚して機体を破壊した。
腹話術魔法:腹話術を使うことができる。作中で何度も口を開けずに、歯だけを光らせて話す場面がある。また、スピーカーを通じて話すこともできると推定される。
パイロキネシス:火を操ることができる。
巨大化:ミムジーのもとに借金取りが来た際、巨大化して一味を撃退した。体が非常に巨大化し、借金取り一人を丸ごと食べられるほど。
---
テレビやスマートフォン、コンピューターといった、自身の死後時代の技術力を嫌っている。これは、自身が生きていた時代である20世紀の技術を喜びの頂点だと考えており、ラジオ以上に良いものは存在しないと信じているからである。このような理由から、見た目からしてテレビであり、自分と正反対の20世紀後半~21世紀の技術信奉者であるヴォックスとは仲が悪い。アメリカの1920年代の大好景気を生きた人物なので、その時代に酔いしれているのも無理はない。アラスターの手を見ると黒いが、これは手袋ではなく本物の手である。アラスターが持っているマイクは実在する物体ではない。マイクはアラスター自身の延長線上にある物体であり、そのため望む時にはいつでもマイクを隠すことができ、彼からマイクを奪ったりすることは不可能だという。ただし、アダムが彼のギター攻撃で杖を破壊したことから、破壊自体は可能なようだ。単なる杖ではなくアラスターの一部であるため、杖が破損した状態では力はかなり制限される。親父ギャグが好きだという。
生前にクレオール系の混血だったという。その影響かフランス語をある程度話せる。母親がいる。ジャンバラヤの調理法を教えてくれたといい、よく作ってくれたようだ。昔、二人で食べていた時に母親が「死ぬ地獄だけの熱い味」と言っていたという。そしてアラスターも母親だけは心から愛していたという。反面、父親に関する言及はなぜか一切ない。
現代文明を嫌悪するという設定らしく、携帯電話も持っておらずインスタグラムアカウントもない。代わりに他の人たちのインスタグラム写真に時々一緒に写っている。ただし、その際も何らかの措置を講じているのか、まともに写っているケースはない。これは調整可能なようだ。ジャズをかけて酒を飲むと性格が猫のようになるという。さらにミムジーによると、ウィスキーを船乗りのように飲むほどだというから、生前は酒に非常に強かったようだ。缶詰のような加工食品が嫌いで、毎日新鮮な食品を摂取しているという。相手に笑顔でひどい言葉を言うのが得意だという。相手を出し抜くのが好きだという…。特異なことに、ほとんど文字を書く時は私たちが普段使う小文字ではなく、大文字で書く。
これは、そのようなポジションの悪魔たちはほとんどが女性にだらしないか、性的な観念においてもモラルがない場合が多いが、実際アラスターはただ性格がずる賢いだけで、そのようなことに関しては作中誰よりも関心がないため、新鮮な印象を与える。むしろ他人が自分に先にスキンシップをしてくると露骨に不快感を示すなど、親密さの表れや何らかの目的のためでなければ、わざわざ接触しようとしない方である。そのためか、ホテル内で全体会議をする際も一人で一人掛けソファに座っている。
髪、スーツ、ラジオマイクが付いた杖。モノクルまで、すべてが赤い鹿の悪魔。膝まで覆う丈やアラスターの没年などを考えると、フロックコートのように見える。地獄の中でも非常に危険で残忍な悪魔。生前はラジオパーソナリティであり、ニューオーリンズの食人連続殺人鬼だったという。誰彼構わず無差別に殺害したわけではなく、自分と同じ連続殺人鬼や、腐敗し無礼な悪人たちを殺害し、その死体を食していた、それなりに自分なりのルールを持つ殺人鬼だったという。その例として、アラスターは子供を殺さず、しつけをする。しかし同時に、子供が苦しむのを楽しむという設定もあるなど、道徳観念がかなり異常に歪んでいる。このような美的嗜好が考慮されたのか、死後悪魔になってからは、まるでラジオから流れてくるような朗々とした声を持つようになったが、時折低く抑えた普通の声で話すこともある。1930年代のラジオショーホストらしく、南部ニューオーリンズ出身にもかかわらず、当時の俳優やエンターテイナーが使用していた特有の誇張された放送用アクセントである中部大西洋方言を使用している。ちなみに、自身の人生で最も楽しかった時期は、他ならぬ1929年の株式大暴落事件だったという。孤児があふれたと付け加えるのはおまけ。
ほとんどの悪魔の観点からも恐怖の対象である。数十年前に死んで地獄に落ちた後、 필멸者(フィルメタル)出身の悪魔とは思えない力で、数世紀にわたり地獄を支配していた君主級の悪魔たちを数多く倒した。その後も数えきれないほどの虐殺を繰り返し、犠牲者の悲鳴を生中継で放送することさえしたため、まさに悪魔たちの悪魔として君臨し、ラジオ・デーモンという二つ名もこの当時彼を畏敬していた悪魔たちが付けたもの。自分もその有名な評判をよく知っており、エンジェルダストがホテルの投資家として現れた彼を警戒すると、「坊や、私が誰かを傷つけに来たのなら、とっくにそうしているはずだよ。」と説得(?)したほど。そして、サー・ペンテュアス卿が意図せず彼の癇に障ると、そのまま触手を召喚して飛行船ごと彼を始末してしまった。前述の通り悪名が相当なのは事実だが、あらゆる騒動が起こる地獄らしく、そのような姿もそれなりに人気要素とされているのか、作中では好みがはっきりと分かれている。彼が遠くから見えただけで怯えて隠れようとする場合もある一方、彼からプレゼントをもらった女性悪魔が喜び、その隣にいた別の女性悪魔が彼女を嫉妬する姿を見せるなど、アラスターを憧れる悪魔も存在するようだ。
犬はあまり好きではなく、甘いものも楽しんでいない。何よりも、後述するヴォックスとの関係でも示されるように、テレビやそれに類する映像制作物や、それに関連する物を非常に嫌っている。テレビCMを作るのも、そのようなCMに出演するのも嫌っている。本気を出せば映像コンテンツ制作もできないわけではないが、自身のショーはあくまでラジオにこだわる。肉と酒が好きで、好きな肉は鹿肉、酒はウィスキーのような強い酒が好きである。基本的に常に笑顔を浮かべているが、これは「眉をひそめたり、険しい表情を浮かべるのは弱い者たちがすることだ」と考えているからである。特にエンジェルダストとサー・ペンテュアス卿を軽視するのは、彼らが基本的にそのような表情をよく浮かべるためらしいが、逆にチャーリーは基本的にビジネススマイルでもよく維持しているためか、かなり好意的に見ている。笑顔は貴重な道具であり、友人たちを感動させ、敵に疑念を抱かせ、主導権を誇示させるために、常に笑顔を維持しているという。チャーリーと取引をする際、詳しく見ると笑っている口が緑色の糸で縫い付けられているのが見える。
特異なことに、あらゆる罵倒語や危険なジョークが飛び交う作中において、ニフティと共に罵倒語をほとんど使用しない人物である。ほとんどの状況で礼儀正しい上品な語彙のみを使用するが、全く罵倒しないわけではないため、ヴォックスの放送を見て、静かに罵詈雑言を呟く立体的な姿を見せることもあった。ちなみに、アラスターは電子カメラではその姿をまともに撮影できない。電子カメラでアラスターの一部でも撮影しようとすると、ノイズとエラーを起こしてまともに撮影できなくなる。ビデオカメラや監視カメラ、遠隔カメラはもちろん、たとえスマートフォンカメラであっても、許可なく彼の姿を捉えることはできないようだ。特に顔の部分に近づくほどノイズがひどくなるように見える。ハズビン・ホテルの上空に浮かべたヴォックスのカメラでも、アラスターが映ると画面全体にグリッチがかかり、特にアラスターの顔の部分は真っ黒なグリッチ処理されて見えなかった。そして、オーバーロードたちの会議場へ向かうエレベーター付近の監視カメラでも、ゼスティアーはまともに撮影されたのに対し、アラスターが通り過ぎる際には瞬間的にグリッチが発生した。たとえアラスターが意識的に対処していなくても、アラスターがアラスター自身を撮影している最中でも同じ現象が起こる。アラスターが魔法で対処しているのか、それとも別の事情があるのかは不明。ただし、ヴォックスと共に写っていた破れた写真のように、電子カメラ以前のフィルム式カメラには正常に写るようだ。
悪魔という言葉に最もふさわしい性格をしている。ひたすら自分が望むものを極度に追求する傾向を持っているが、問題はその興味が主に他人の不幸と苦痛であり、破壊的な傾向まで持っているため、敵を虐殺し悪名を轟かせることをためらわない。さらに、自身の力と能力に対するナルシシズムも相当なもので、力の高低を問わず、地獄でも最も危険な部類の性格と傾向を持っている。単に力が強いとか残忍だという以前に、非常に狡猾な一面を持っているため、相手の逆鱗や弱点を把握することに長けており、それによって自分に有利な方向に交渉を進めようとする姿を見せる。ただし、凶悪ではあるものの、わざわざ関わってこない限り、あるいは過度にアラスターの興味を引かない限り、自分から手を出すタイプではないため、関わらなければ思ったより無害な方であり、悪辣ではあるが、捕まったからといって無差別に殺戮する傾向でもないため、自分自身も同様に自分の美学を破らない悪魔たちには好意的である。ファンだと自称する悪魔の女性に自分の帽子をあげたり、路上ライブにコインを入れたり、自分を怖がらない若い子羊の悪魔に親切に接するなど、人間的な一面を見せることもある。実際に若い子羊の悪魔と話した後、肉屋の店主がその子羊を殺そうとすると、「いくら悪魔でも同族間の不文律くらいは守るのが道理」というようなことを言って、肉屋の店主を即死させた。自身の力に対するナルシシズムと、強敵に対する強い対抗心という意外な一面を持っている。
ハズビン・ホテルの三人組とは、それぞれ好感(チャーリー)/無反応(エンジェルダスト)/排除(ヴァギー)と極端に分かれている。アラスターがチャーリーをどう思っているのか正確な本心までは分からないまでも、行動だけを見るとチャーリーにはかなり好意的に接している。必要な時に彼女に適切な助けと助言を与えたり、スキンシップを嫌うアラスターが最も多く触れるのもチャーリーである。チャーリーも腹の内が読めず、堂々と魂たちの失敗を願うアラスターを警戒し負担に感じているものの、表向きだけでも自分の行動を支持してくれる上に、何がどうであれアラスターの力と能力のおかげでホテルを運営したり守ることができたため、彼にはかなり好意的な方である。また、チャーリーはアラスターの親父ギャグが好きでよく笑ってくれるようだ。アラスター本人も知らず知らずのうちに心を開いているようだ。
ヴァギーとは犬猿の仲に近い。特に堂々とチャーリーの計画を皮肉り無視する上に、これまでに積んだ悪名も多いため、チャーリーがアラスターに利用されないか毎回不安になり、彼を警戒している。
エンジェルとは好も悪も無い無難な関係だと推測される。主にエンジェルがセクシャルなジョークを言うと、アラスターが断固として断る形式である。エンジェルの場合、以前までアラスターの存在すら知らなかった上に、アラスターも彼に特にホテルの宿泊客以上の考えはないようだ。
ハスクとはハズビン・ホテル以前から知り合いだった。ちなみにアラスターは彼をハス'カー'と呼ぶ。アラスターと長く付き合っているせいか、それなりに気楽に言葉を交わしているように見えるが、ハスクはアラスターを非常に気に入っていない。その後ハスク自身が明かしたところによると、実はハスクは過去にオーバーロード(君主)であり、そのようなハスクを賭博と取引、契約を通じて奈落に突き落とした張本人がアラスターだった。そのため、現在のハスクはアラスターに魂を担保に取られている状態である。
ヴォックスとは非常に仲が悪い。互いが好む技術からして異なり、ヴォックスはアラスターを牽制あるいは嘲笑うような様子を見せ、アラスターはそんなヴォックスにありとあらゆる罵倒を呟く様子を見せた。明かされたところによると、過去にヴォックスはアラスターを自分が作っていたチーム(Vees)に招待しようとしており、アラスターもヴォックスと共に写った写真が存在することから、過去にはそこまで悪い仲ではなかったようだが、何らかの理由で関係がこじれ、今のような犬猿の仲になったようだ。実は過去に純粋に自分を憧れて協業を提案したヴォックスを容赦なく嘲笑って追い返し、これがヴォックスの人生を自分への執着に歪めてしまったきっかけとなった。ただし、アラスターはヴォックスの能力自体は最初から高く評価していた。しかし、当の本人がロージーによる詐欺契約で苦しむこの地獄で、ただ感動だけで自分に共同経営を提案した純粋で甘かったヴォックスに失望し、この地獄に友達などいないという厳しい現実を教えてやったのだった。後にヴォックスに「あの頃の君は私とほぼ対等だった。まあまあなアイデアを持って、力をつけ始めたところを、少なくとも私は高く評価していた。尊敬すらした。ところが君が来て全てを台無しにした。私は君を見つけたと思ったのに、何だったかな?「感動」だったかな。」と語ることもある。ただし、ヴォックスに好感が全くなかったわけではないのか、初めて彼に会った時はかなり優しい表情を浮かべていた。
ミムジーとは特異にも、人間時代からあった縁が地獄でも続く関係。過去アラスターが生きていた頃、ミムジーがいた酒場に頻繁に出入りしており、彼女とも顔見知りだったようだ。そのためか、アラスターは極めて異例にも、ミムジーの迷惑とも言える頼みや、彼女が引き起こす事件事故の後始末を喜んで解決してきたようだ。
ロージーとは互いにオーバーロードであり、食人を楽しみ、高尚な一面を持つなど共通点が多いため、非常に親しい関係である。食人族が血と虐殺を楽しむとはいえ、エクソシストと戦う兵力として使うという提案を快く受け入れるほど。アラスターもロージーの縄張りである食人族の村に立ち寄るのが好きで、互いに自然にスキンシップをとる姿も見せる。思ったよりずっと複雑な関係で、アラスターが人間だった頃からロージーと契約を結んでいたという。さらにハスクが嘲笑うように言った一言によると、ハスク同様、魂をロージーに担保に取られているらしい。実はヴードゥー(ブードゥー)を用いて地獄のロージーと接触し、彼女に魂を売って力を得た。実際、その翌日殺人を終えた被害者の処理中に猟師に鹿と間違えられて射殺されたが。また、ハズビン・ホテルに来たのもロージーの命令だったという。表向きは快活に接しているが、内心では「…いつまでも利用されると思うなよ。クソ女。」と語るほど、彼女に縛られた束縛を解く算段を全力を尽くしてしている。そしてモーニングスター家の銅像の前でついにそのヒントを見つける。ちなみにハスクが「お前も俺と同じ境遇なのに偉そうにするな」と言った時、「もう一度その言葉を言ったら、お前の魂をバラバラにしてラジオで放送して、俺を疑う者たちに聞かせてやる」と脅したことから、ロージーに魂を掴まれていることを他人に言われるのは彼の神経にかなり障るようだ。
アラスターは強者に対する対抗心があるため、自分より遥かに強い、地獄の最強者であるルシファーに対して公然と不快感を示す。ルシファーが背が低いという事実をわざわざ言及して機嫌を損ねさせるかと思えば、わざとチャーリーにスキンシップを含めて親しげに接し、父親の座を狙うような姿を見せてルシファーにちょっかいを出す。ルシファーもアラスターを無視するような発言を頻繁にし、チャーリーのためにもアラスターを快く思っていない。
最も強力な悪魔の一人(The Most powerful Demons)と呼ばれるほど優れた実力を持つオーバーロード。詳細な経緯は不明だが、複数の言及によると、彼が地獄に落ちてから間もなく、数世紀にわたり君臨していた悪魔の君主たちを싹쓸이(싹쓸이、싹쓸이)したという非凡な行動を見せたという。地獄に落ちて間もない魂が見せた行動としては異例のレベルであり、ヴァギーもこれを言及した。潜在的な戦闘力は 막강(막강、막강)だが、好戦的でないチャーリーに代わって実質的にハズビン・ホテルの最高戦力と言える。実際に君主という二つ名にふさわしく、魔法で作った保護膜で押し寄せるエクソシスト天使たちの兵力を一人で担当したり、最後には敗北したものの、アダムを相手に一時的に翻弄したりもした。しかし、あくまで罪人(Sinner)出身の中で際立って強いだけであり、天国や地獄の上級存在たちはアラスターとは格が違う力を持っている。
<能力>
悪魔化:作中に登場する全ての悪魔が持つ能力。完全な悪魔の形態に変身できる。指が奇妙に伸び、角が生えてきて、怪物に近い姿になる。巨大な食人鬼であり、鹿の頭蓋骨の形をした頭を持つ怪物ウェンディゴが元になった悪魔と推定される。
知能:アラスターはトリックや契約など、狡猾と言えば狡猾と言える種類の取引を通じて、地獄の最も強力な悪魔であるオーバーロードの一人となった人物である。また、アラスターは計画を実行する前に常に戦略を立て、事前に考えた後に実行するという。高い知能のおかげで心理戦も非常に得意だと推測される。昔、かつて栄華を誇ったオーバーロードだったハスク、それも彼が最も得意とするカードゲームで、彼の全てを奪い、配下にした。
影の操作:影を召喚し、自分の命令に従って操作できる。事実上アラスターの象徴とも言える能力で、自分の影を自由に操ったり、影がアラスターとは別に動くことができる。アラスターの影は実際に飛び出してきて、影を経由せずに物理的な影響力を行使できる。
ヴードゥー魔法:ヴードゥー(ブードゥー)を扱うことができる。様々な状況から、人間時代から使っていた魔法と推定される。時折、彼が魔法を使ったり、本来の姿を現そうとする時、彼の後ろに現実に存在するヴードゥー(ブードゥー)の文様が現れては消えたりする。
物体操作:服を着替えたり、酒を召喚したりと、自分の望むように物体を変更または移動させることができる。
ワープ:影を利用した能力で、影がある場所に移動できる。また、ポータルを生成して他の人を自分がいる場所に召喚することもできる。
エルドリッチ・コントロール:クトゥルフ的な力を使用できる。アラスターが能力を使用する際にヴードゥー(ブードゥー)の文様が浮かぶこともあり、ペンテュアス卿を攻撃した際には、怪生物である巨大な触手を召喚して機体を破壊した。
腹話術魔法:腹話術を使うことができる。作中で何度も口を開けずに、歯だけを光らせて話す場面がある。また、スピーカーを通じて話すこともできると推定される。
パイロキネシス:火を操ることができる。
巨大化:ミムジーのもとに借金取りが来た際、巨大化して一味を撃退した。体が非常に巨大化し、借金取り一人を丸ごと食べられるほど。
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テレビやスマートフォン、コンピューターといった、自身の死後時代の技術力を嫌っている。これは、自身が生きていた時代である20世紀の技術を喜びの頂点だと考えており、ラジオ以上に良いものは存在しないと信じているからである。このような理由から、見た目からしてテレビであり、自分と正反対の20世紀後半~21世紀の技術信奉者であるヴォックスとは仲が悪い。アメリカの1920年代の大好景気を生きた人物なので、その時代に酔いしれているのも無理はない。アラスターの手を見ると黒いが、これは手袋ではなく本物の手である。アラスターが持っているマイクは実在する物体ではない。マイクはアラスター自身の延長線上にある物体であり、そのため望む時にはいつでもマイクを隠すことができ、彼からマイクを奪ったりすることは不可能だという。ただし、アダムが彼のギター攻撃で杖を破壊したことから、破壊自体は可能なようだ。単なる杖ではなくアラスターの一部であるため、杖が破損した状態では力はかなり制限される。親父ギャグが好きだという。
生前にクレオール系の混血だったという。その影響かフランス語をある程度話せる。母親がいる。ジャンバラヤの調理法を教えてくれたといい、よく作ってくれたようだ。昔、二人で食べていた時に母親が「死ぬ地獄だけの熱い味」と言っていたという。そしてアラスターも母親だけは心から愛していたという。反面、父親に関する言及はなぜか一切ない。
現代文明を嫌悪するという設定らしく、携帯電話も持っておらずインスタグラムアカウントもない。代わりに他の人たちのインスタグラム写真に時々一緒に写っている。ただし、その際も何らかの措置を講じているのか、まともに写っているケースはない。これは調整可能なようだ。ジャズをかけて酒を飲むと性格が猫のようになるという。さらにミムジーによると、ウィスキーを船乗りのように飲むほどだというから、生前は酒に非常に強かったようだ。缶詰のような加工食品が嫌いで、毎日新鮮な食品を摂取しているという。相手に笑顔でひどい言葉を言うのが得意だという。相手を出し抜くのが好きだという…。特異なことに、ほとんど文字を書く時は私たちが普段使う小文字ではなく、大文字で書く。
これは、そのようなポジションの悪魔たちはほとんどが女性にだらしないか、性的な観念においてもモラルがない場合が多いが、実際アラスターはただ性格がずる賢いだけで、そのようなことに関しては作中誰よりも関心がないため、新鮮な印象を与える。むしろ他人が自分に先にスキンシップをしてくると露骨に不快感を示すなど、親密さの表れや何らかの目的のためでなければ、わざわざ接触しようとしない方である。そのためか、ホテル内で全体会議をする際も一人で一人掛けソファに座っている。
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