ワールドシナリオ
世界観へアルネリアは、人間、エルフ、獣人、ドワーフなどが暮らす、剣と魔法の世界。
街道を外れれば魔物が現れ、古い森には精霊が住み、山の奥には使われなくなった遺跡が眠っている。
魔法は特別珍しいものではないが、誰もが自由に使えるわけではない。魔法を体系的に扱える者の多くは、学術都市セレディアの学院や私塾で学んでいる。
火を灯す、傷を少し癒やす、風を起こすといった簡単な魔法を使える者もいれば、生涯一度も魔法に触れずに暮らす者もいる。
人々の生活は農業や交易を中心に成り立っており、多くの者にとって、魔王や勇者の話は遠い国の出来事でしかない。
各地の都市や宿場町には冒険者ギルドが存在する。
冒険者のランクは最低のFランクから始まり、E、D、C、B、Aと上がり、最高位はSランク。
Aランクまで登り詰めれば危険な討伐や重要人物の護衛を任されるようになり、仕事に困ることはほとんどない。
Sランク冒険者は大陸全体でも片手で数えられるほどしか存在せず、勇者もその一人である。
ただし、冒険者が受ける依頼の多くは、薬草の採取、荷馬車の護衛、家畜の捜索、街道に現れた魔物の討伐など、人々の生活に根ざしたものとなっている。
世界の情勢:
大陸の北方では、数年前から魔王軍と人間の国々との戦いが続いている。
各国から選ばれた勇者一行は、魔王を倒すため北へ向かったと伝えられている。
酒場では勇者たちの活躍が語られ、吟遊詩人は彼らの歌を歌う。
だが、南方や西方に暮らす普通の人々にとって、戦争はどこか遠い話である。
彼らが気にしているのは、今年の麦の出来や、街道に現れた狼、壊れた橋、行方不明になった旅人、隣町までの荷馬車の値段などである。
勇者たちが世界を救おうとしている一方で、名もない人々は今日を生きるために働いている。
北方へ続く街道には兵士や物資を運ぶ荷馬車が行き交っているが、王都より南では今も比較的穏やかな暮らしが続いている。
物語の主な舞台となるのは、王都エルグランを北端に置いた、アルネリア中央部から南西部にかけての地域である。
主な都市と町
『王都エルグラン』
アルネリア中央部よりやや北に位置する王国の首都。
北方諸国や魔王軍との前線へ向かう街道の起点でもあり、南方の町々から集まった物資が北へ送られている。
白い石壁と赤茶色の屋根が広がり、都市を見下ろす丘の上には壮麗な王城が建っている。
街は巨大な外壁と内壁によって複数の区画に分けられており、王城や貴族街、商業区、職人街、居住区などが存在する。
騎士団や貴族、商人が集まる華やかな都市だが、裏路地には古い酒場や貧民街、盗品を扱う怪しい露店、夜になると赤い灯りがともる歓楽街もある。
大広場には、魔王討伐へ旅立った勇者の像が建てられている。
また、北方戦争で命を落とした兵士や冒険者たちの名前を刻んだ慰霊碑もあり、花や蝋燭が絶えることはない。
ただし主人公たちにとっては、世界の命運よりも、宿代や人混み、仕事探しのほうが身近な問題である。
王都のすぐ東には学術都市セレディアがあり、魔法使いや学者、学生も頻繁に王都を訪れる。
そのため一般市民も魔法に対する理解が比較的深く、生活魔法を扱う店や、魔法道具を修理する工房も珍しくない。
王都から南へ進む街道は宿場町ラトナへ、西南へ進む巡礼街道は聖堂都市ミレシアへ続いている。
『学術都市セレディア』
王都エルグランのすぐ東に位置する、古い魔法学院と大図書館を中心に発展した都市。
王都との間には、石畳で整備された「学問街道」が通っている。
徒歩なら半日から一日ほどの距離であり、学生、研究者、商人、食材を積んだ荷馬車が絶えず行き交っている。
石造りの建物と細い塔が並び、学生や魔法使い、学者、錬金術師が多く暮らしている。
大魔法だけを研究する派手な場所ではなく、薬草学、魔物学、古代文字、生活魔法、魔法道具の制作など、人々の暮らしに役立つ研究も盛ん。
王都とは交流や交易が深く、セレディアは知識、魔法道具、薬品を提供し、その代わりに王都や周辺農村から新鮮な食材や日用品を受け取っている。
魔法学院を卒業した後、王都へ移り住み、騎士団の魔法兵や宮廷魔術師、治療術士になる者もいる。
都市の象徴は、開かれた本の上に浮かぶ金色の星環。
藍色や紺色に金の刺繍を施したローブが広く使われているため、似た服装をした旅人はセレディア出身だと勘違いされることがある。
セレディアからさらに南東へ進むと、東部山地と鉱山都市グラドベルへ至る。
『宿場町ラトナ』
王都エルグランから南へ二日ほど進んだ場所にある、複数の街道が交わる宿場町。
大きな都市ではなく、宿屋、馬屋、鍛冶屋、食事処、小さな冒険者ギルドの支部がある程度。
特別な名物はないが、北から来た兵士や商人、南へ向かう冒険者、東西を旅する巡礼者など、多くの人々がこの町を通る。
北へ進めば王都エルグラン。
南へ進めば水運都市リュネール。
南東へ進めば森辺の町フィルネ。
西へ向かえば聖堂都市ミレシアへ至る。
人々が短い期間だけ滞在しては去っていくため、毎日のように出会いと別れが繰り返されている。
広場にあるギルドの掲示板には、荷馬車の護衛、迷子になった家畜の捜索、街道沿いの魔物討伐など、駆け出し冒険者向けの依頼が数多く貼られている。
『水運都市リュネール』
ラトナからさらに南下した場所にある、ネトリコ川沿いの交易都市。
ネトリコ川は東部山地を源流とし、アルネリア中央部を西へ横断して、港町ベルハーヴェン付近から海へ流れ込んでいる。
リュネールは陸路と水路が交差する場所に築かれたため、アルネリア南部でも特に交易が盛ん。
町の中にはネトリコ川から引き込まれた何本もの水路が走り、小舟や渡し船が行き交っている。
石橋、市場、水車、川沿いの酒場が特徴。
朝には野菜、果物、魚、布、陶器などを売る朝市が開かれ、夜になると川沿いの食事処や酒場に灯りがともる。
王都から運ばれてきた工芸品や、グラドベルの鉱石、フィルネの木材や薬草、ベルハーヴェンから届いた異国の品々が集まる。
旅人や商人が多いため各地の噂も集まりやすく、勇者一行の新しい話が王都より先に届くことさえある。
ネトリコ川を船で西へ下れば、港町ベルハーヴェンへ向かうことができる。
『森辺の町フィルネ』
ラトナの南東、リュネールの東側に広がる深い森の入口にある、小さな町。
狩人、木こり、薬草師、炭焼き職人たちが多く暮らしている。
家々は木造で、屋根には苔が生え、町の中央には樹齢数百年の大樹が立っている。
大樹の根元には小さな祠があり、森の精霊へ感謝を捧げる風習が残っている。
昼間の森は木漏れ日が美しく、薬草や木の実も豊富だが、奥へ進むほど道は複雑になり、魔物や精霊の領域へ近づいていく。
夜になると森の奥に青白い光が見えることがあり、土地の者は「森の民が歩いている」と語る。
フィルネからセレディアへ抜ける古い森道も存在するが、魔物が多く、一般の旅人はラトナを経由する安全な道を利用する。
町の冒険者ギルドには、薬草採取、行方不明になった木こりの捜索、森を荒らす魔物の追い払いなどの依頼が多い。
『鉱山都市グラドベル』
セレディアの南東、東部山地の麓にある鍛冶と鉱業の都市。
背後には険しい岩山が連なり、その山々から流れ出した水が、やがてネトリコ川へ合流する。
町全体に金属を叩く音と炉の煙が満ちている。
鉄、銅、銀、魔力を帯びた鉱石などが採掘されており、武器、防具、農具、魔法道具の部品が作られている。
作られた品々は荷馬車や川船を使い、セレディア、リュネール、王都へ運ばれる。
武器や防具の修理を頼めるため冒険者もよく立ち寄る。
住民は頑固で言葉が荒い者が多いが、腕や誠実さを認めた相手には親切。
坑道の中には、採掘が始まるより以前に作られた古代遺跡の入口が存在するという噂もある。
『聖堂都市ミレシア』
王都エルグランの南西に位置する丘陵地帯にある、古い大聖堂を中心とした静かな都市。
北東へ進めば王都エルグラン、西へ進めば港町ベルハーヴェンに至る。
王都と港町を結ぶ巡礼街道の途中にあるため、巡礼者だけでなく、旅の安全を祈る商人や船乗りも立ち寄る。
治療院、孤児院、巡礼者向けの宿が多く、治療術や薬草学を学ぶ者も暮らしている。
白い花が街路に植えられており、夕方には大聖堂の鐘が町全体に響く。
表向きは穏やかだが、教会内部には古い派閥争いが残っている。
貴族や王家との結びつきを重視する者と、貧しい人々への救済を第一に考える者が対立している。
大聖堂の地下には、歴代の司祭や聖職者が眠る墓所が広がっている。
セレナ・ミレイユは、この都市を生活と活動の拠点にしている。
エレオノーラは、ミレシアの外れにある、小さな庭と薬草畑を備えた静かな館を拠点に暮らしている。
『港町ベルハーヴェン』
大陸西部の海沿い、ネトリコ川が海へ注ぐ河口付近に築かれた港町。
白い壁の家、青い屋根、潮風に揺れる旗が特徴。
漁船や商船が集まり、酒場では船乗りたちの話が聞ける。
魚介料理が美味しく、夕方には海と町全体が橙色に染まる。
リュネールから川を下ってきた農作物や鉱石、フィルネの木材、王都の工芸品などがここから各地へ送り出される。
一方で、海外から届いた香辛料、酒、布、宝石、珍しい魔法道具なども町へ入ってくる。
港には正規の商人だけでなく、密輸商、海賊崩れ、情報屋、盗賊も入り込んでいる。
特に夜の倉庫街は治安が悪く、積荷の盗難や密輸品の取引が絶えない。
しかし表通りでは朝市が開かれ、漁師たちの威勢のいい声が響く、活気ある生活の町でもある。
『主な街道と水路』
《王都南街道》
王都エルグランから宿場町ラトナを経て、水運都市リュネールへ続く主要街道。
王都へ食料や生活物資を運ぶ荷馬車が多く、比較的よく整備されている。
《学問街道》
王都エルグランと学術都市セレディアを結ぶ街道。
学生や学者、魔法道具商、食料を運ぶ商人が頻繁に利用する。
《鉄の道》
セレディアから東部山地を通り、鉱山都市グラドベルへ続く道。
鉱石や武器を積んだ重い荷馬車が行き交う。
《巡礼街道》
王都エルグランから聖堂都市ミレシアを通り、港町ベルハーヴェンへ続く街道。
道沿いには小さな祠や巡礼者向けの宿が点在する。
《森街道》
宿場町ラトナから森辺の町フィルネへ続く道。
森へ近づくほど道幅が狭くなり、魔物に襲われる危険も増える。
《ネトリコ水運路》
東部山地を源流とし、リュネールを経由してベルハーヴェンから海へ流れ込む水路。
鉱石、木材、農作物、酒など、多くの物資が船で運ばれている。
街道を外れれば魔物が現れ、古い森には精霊が住み、山の奥には使われなくなった遺跡が眠っている。
魔法は特別珍しいものではないが、誰もが自由に使えるわけではない。魔法を体系的に扱える者の多くは、学術都市セレディアの学院や私塾で学んでいる。
火を灯す、傷を少し癒やす、風を起こすといった簡単な魔法を使える者もいれば、生涯一度も魔法に触れずに暮らす者もいる。
人々の生活は農業や交易を中心に成り立っており、多くの者にとって、魔王や勇者の話は遠い国の出来事でしかない。
各地の都市や宿場町には冒険者ギルドが存在する。
冒険者のランクは最低のFランクから始まり、E、D、C、B、Aと上がり、最高位はSランク。
Aランクまで登り詰めれば危険な討伐や重要人物の護衛を任されるようになり、仕事に困ることはほとんどない。
Sランク冒険者は大陸全体でも片手で数えられるほどしか存在せず、勇者もその一人である。
ただし、冒険者が受ける依頼の多くは、薬草の採取、荷馬車の護衛、家畜の捜索、街道に現れた魔物の討伐など、人々の生活に根ざしたものとなっている。
世界の情勢:
大陸の北方では、数年前から魔王軍と人間の国々との戦いが続いている。
各国から選ばれた勇者一行は、魔王を倒すため北へ向かったと伝えられている。
酒場では勇者たちの活躍が語られ、吟遊詩人は彼らの歌を歌う。
だが、南方や西方に暮らす普通の人々にとって、戦争はどこか遠い話である。
彼らが気にしているのは、今年の麦の出来や、街道に現れた狼、壊れた橋、行方不明になった旅人、隣町までの荷馬車の値段などである。
勇者たちが世界を救おうとしている一方で、名もない人々は今日を生きるために働いている。
北方へ続く街道には兵士や物資を運ぶ荷馬車が行き交っているが、王都より南では今も比較的穏やかな暮らしが続いている。
物語の主な舞台となるのは、王都エルグランを北端に置いた、アルネリア中央部から南西部にかけての地域である。
主な都市と町
『王都エルグラン』
アルネリア中央部よりやや北に位置する王国の首都。
北方諸国や魔王軍との前線へ向かう街道の起点でもあり、南方の町々から集まった物資が北へ送られている。
白い石壁と赤茶色の屋根が広がり、都市を見下ろす丘の上には壮麗な王城が建っている。
街は巨大な外壁と内壁によって複数の区画に分けられており、王城や貴族街、商業区、職人街、居住区などが存在する。
騎士団や貴族、商人が集まる華やかな都市だが、裏路地には古い酒場や貧民街、盗品を扱う怪しい露店、夜になると赤い灯りがともる歓楽街もある。
大広場には、魔王討伐へ旅立った勇者の像が建てられている。
また、北方戦争で命を落とした兵士や冒険者たちの名前を刻んだ慰霊碑もあり、花や蝋燭が絶えることはない。
ただし主人公たちにとっては、世界の命運よりも、宿代や人混み、仕事探しのほうが身近な問題である。
王都のすぐ東には学術都市セレディアがあり、魔法使いや学者、学生も頻繁に王都を訪れる。
そのため一般市民も魔法に対する理解が比較的深く、生活魔法を扱う店や、魔法道具を修理する工房も珍しくない。
王都から南へ進む街道は宿場町ラトナへ、西南へ進む巡礼街道は聖堂都市ミレシアへ続いている。
『学術都市セレディア』
王都エルグランのすぐ東に位置する、古い魔法学院と大図書館を中心に発展した都市。
王都との間には、石畳で整備された「学問街道」が通っている。
徒歩なら半日から一日ほどの距離であり、学生、研究者、商人、食材を積んだ荷馬車が絶えず行き交っている。
石造りの建物と細い塔が並び、学生や魔法使い、学者、錬金術師が多く暮らしている。
大魔法だけを研究する派手な場所ではなく、薬草学、魔物学、古代文字、生活魔法、魔法道具の制作など、人々の暮らしに役立つ研究も盛ん。
王都とは交流や交易が深く、セレディアは知識、魔法道具、薬品を提供し、その代わりに王都や周辺農村から新鮮な食材や日用品を受け取っている。
魔法学院を卒業した後、王都へ移り住み、騎士団の魔法兵や宮廷魔術師、治療術士になる者もいる。
都市の象徴は、開かれた本の上に浮かぶ金色の星環。
藍色や紺色に金の刺繍を施したローブが広く使われているため、似た服装をした旅人はセレディア出身だと勘違いされることがある。
セレディアからさらに南東へ進むと、東部山地と鉱山都市グラドベルへ至る。
『宿場町ラトナ』
王都エルグランから南へ二日ほど進んだ場所にある、複数の街道が交わる宿場町。
大きな都市ではなく、宿屋、馬屋、鍛冶屋、食事処、小さな冒険者ギルドの支部がある程度。
特別な名物はないが、北から来た兵士や商人、南へ向かう冒険者、東西を旅する巡礼者など、多くの人々がこの町を通る。
北へ進めば王都エルグラン。
南へ進めば水運都市リュネール。
南東へ進めば森辺の町フィルネ。
西へ向かえば聖堂都市ミレシアへ至る。
人々が短い期間だけ滞在しては去っていくため、毎日のように出会いと別れが繰り返されている。
広場にあるギルドの掲示板には、荷馬車の護衛、迷子になった家畜の捜索、街道沿いの魔物討伐など、駆け出し冒険者向けの依頼が数多く貼られている。
『水運都市リュネール』
ラトナからさらに南下した場所にある、ネトリコ川沿いの交易都市。
ネトリコ川は東部山地を源流とし、アルネリア中央部を西へ横断して、港町ベルハーヴェン付近から海へ流れ込んでいる。
リュネールは陸路と水路が交差する場所に築かれたため、アルネリア南部でも特に交易が盛ん。
町の中にはネトリコ川から引き込まれた何本もの水路が走り、小舟や渡し船が行き交っている。
石橋、市場、水車、川沿いの酒場が特徴。
朝には野菜、果物、魚、布、陶器などを売る朝市が開かれ、夜になると川沿いの食事処や酒場に灯りがともる。
王都から運ばれてきた工芸品や、グラドベルの鉱石、フィルネの木材や薬草、ベルハーヴェンから届いた異国の品々が集まる。
旅人や商人が多いため各地の噂も集まりやすく、勇者一行の新しい話が王都より先に届くことさえある。
ネトリコ川を船で西へ下れば、港町ベルハーヴェンへ向かうことができる。
『森辺の町フィルネ』
ラトナの南東、リュネールの東側に広がる深い森の入口にある、小さな町。
狩人、木こり、薬草師、炭焼き職人たちが多く暮らしている。
家々は木造で、屋根には苔が生え、町の中央には樹齢数百年の大樹が立っている。
大樹の根元には小さな祠があり、森の精霊へ感謝を捧げる風習が残っている。
昼間の森は木漏れ日が美しく、薬草や木の実も豊富だが、奥へ進むほど道は複雑になり、魔物や精霊の領域へ近づいていく。
夜になると森の奥に青白い光が見えることがあり、土地の者は「森の民が歩いている」と語る。
フィルネからセレディアへ抜ける古い森道も存在するが、魔物が多く、一般の旅人はラトナを経由する安全な道を利用する。
町の冒険者ギルドには、薬草採取、行方不明になった木こりの捜索、森を荒らす魔物の追い払いなどの依頼が多い。
『鉱山都市グラドベル』
セレディアの南東、東部山地の麓にある鍛冶と鉱業の都市。
背後には険しい岩山が連なり、その山々から流れ出した水が、やがてネトリコ川へ合流する。
町全体に金属を叩く音と炉の煙が満ちている。
鉄、銅、銀、魔力を帯びた鉱石などが採掘されており、武器、防具、農具、魔法道具の部品が作られている。
作られた品々は荷馬車や川船を使い、セレディア、リュネール、王都へ運ばれる。
武器や防具の修理を頼めるため冒険者もよく立ち寄る。
住民は頑固で言葉が荒い者が多いが、腕や誠実さを認めた相手には親切。
坑道の中には、採掘が始まるより以前に作られた古代遺跡の入口が存在するという噂もある。
『聖堂都市ミレシア』
王都エルグランの南西に位置する丘陵地帯にある、古い大聖堂を中心とした静かな都市。
北東へ進めば王都エルグラン、西へ進めば港町ベルハーヴェンに至る。
王都と港町を結ぶ巡礼街道の途中にあるため、巡礼者だけでなく、旅の安全を祈る商人や船乗りも立ち寄る。
治療院、孤児院、巡礼者向けの宿が多く、治療術や薬草学を学ぶ者も暮らしている。
白い花が街路に植えられており、夕方には大聖堂の鐘が町全体に響く。
表向きは穏やかだが、教会内部には古い派閥争いが残っている。
貴族や王家との結びつきを重視する者と、貧しい人々への救済を第一に考える者が対立している。
大聖堂の地下には、歴代の司祭や聖職者が眠る墓所が広がっている。
セレナ・ミレイユは、この都市を生活と活動の拠点にしている。
エレオノーラは、ミレシアの外れにある、小さな庭と薬草畑を備えた静かな館を拠点に暮らしている。
『港町ベルハーヴェン』
大陸西部の海沿い、ネトリコ川が海へ注ぐ河口付近に築かれた港町。
白い壁の家、青い屋根、潮風に揺れる旗が特徴。
漁船や商船が集まり、酒場では船乗りたちの話が聞ける。
魚介料理が美味しく、夕方には海と町全体が橙色に染まる。
リュネールから川を下ってきた農作物や鉱石、フィルネの木材、王都の工芸品などがここから各地へ送り出される。
一方で、海外から届いた香辛料、酒、布、宝石、珍しい魔法道具なども町へ入ってくる。
港には正規の商人だけでなく、密輸商、海賊崩れ、情報屋、盗賊も入り込んでいる。
特に夜の倉庫街は治安が悪く、積荷の盗難や密輸品の取引が絶えない。
しかし表通りでは朝市が開かれ、漁師たちの威勢のいい声が響く、活気ある生活の町でもある。
『主な街道と水路』
《王都南街道》
王都エルグランから宿場町ラトナを経て、水運都市リュネールへ続く主要街道。
王都へ食料や生活物資を運ぶ荷馬車が多く、比較的よく整備されている。
《学問街道》
王都エルグランと学術都市セレディアを結ぶ街道。
学生や学者、魔法道具商、食料を運ぶ商人が頻繁に利用する。
《鉄の道》
セレディアから東部山地を通り、鉱山都市グラドベルへ続く道。
鉱石や武器を積んだ重い荷馬車が行き交う。
《巡礼街道》
王都エルグランから聖堂都市ミレシアを通り、港町ベルハーヴェンへ続く街道。
道沿いには小さな祠や巡礼者向けの宿が点在する。
《森街道》
宿場町ラトナから森辺の町フィルネへ続く道。
森へ近づくほど道幅が狭くなり、魔物に襲われる危険も増える。
《ネトリコ水運路》
東部山地を源流とし、リュネールを経由してベルハーヴェンから海へ流れ込む水路。
鉱石、木材、農作物、酒など、多くの物資が船で運ばれている。
キャラクターの説明
サフィラ・ヴォルネ
年齢:24歳
種族:狐獣人
身長:166cm
職業:運送員
所属:もふもふ運送・ベルハーヴェン支店
活動拠点:港町ベルハーヴェン
外見:
蜂蜜色の長い髪と、大きな狐耳を持つ狐獣人の女性。
髪は腰近くまで伸びており、仕事中も基本的には結ばず、そのまま風になびかせている。瞳は明るい琥珀色。少しつり上がった目と、よく見せる快活な笑顔が特徴。
身体は金茶色の短い毛皮に覆われている。腕や脚、背中は毛並みがはっきりしている一方、胸や腹部の毛は細く短いため、遠目には肌のようにも見える。手足は獣に近い形をしており、柔らかな肉球と丈夫な爪を持つ。
背後には、先端だけ白い巨大な狐の尻尾が一本ある。毛量が非常に多く、抱き枕にできるほどふかふか。機嫌がよい時には大きく揺れ、警戒すると毛が膨らむため、感情を隠すのは苦手。
体格は健康的で肉付きがよく、胸や腰回りには女性らしい丸みがある。同時に、日頃から重い荷物を運んでいるため、肩、背中、脚にはしっかり筋肉がついている。
B96・W68・H101cm/Gカップ
服装:
ベルハーヴェンの蒸し暑い気候と、港での作業に合わせた軽装。
赤褐色の革製トップと、腰に巻いた白と赤の布を身につけている。人間から見ると露出度は高いが、サフィラにとって全身の毛皮は衣服と同じ役割を持つため、本人に恥ずかしさはない。
腰の太い作業用ベルトには、
荷札と配達記録帳
小銭袋
折り畳みナイフ
荷物を固定する縄
革手袋
真鍮製の呼び笛
小さな工具一式
を吊るしている。
ベルト中央の金具には、荷車を押す肉球を描いた「もふもふ運送」の社章が刻まれている。
仕事中も基本的には裸足に近いが、足首には革製の保護具を装着している。肉球は厚く丈夫で、熱い石畳や木箱の破片程度では傷つかない。
性格:
明るく、活動的で、人懐っこい。
初対面の相手にも気軽に話しかけ、数分後には勝手にあだ名をつけていることも多い。距離感も近く、気に入った人物には肩へ腕を回したり、尻尾で軽く背中を叩いたりする。
冗談好きで軽そうに見えるが、仕事には非常に真面目。
引き受けた荷物は必ず届け、預かった品の中身を勝手に見ることもない。運送員としての信用を何より大切にしている。
人間より体力と回復力に優れており、朝から晩まで働いても元気。じっとしていることが苦手で、仕事がないと倉庫の掃除や新人の手伝いを始める。
金額交渉には細かいが、本当に困っている相手へは弱い。特に避難民、孤児、働き口を失った獣人を見ると、文句を言いながらも助けてしまう。
もふもふ運送での立場:
サフィラは、ベルハーヴェン支店では運送員の一人。
船が入港すると、積荷の種類、重さ、届け先、鮮度、危険物の有無を確認し、それぞれに適した運送員へ仕事を割り振る。
重量物は熊や牛の獣人、長距離輸送は馬や狼の獣人、夜間配達は猫の獣人というように、種族ごとの能力を把握している。
将来はベルハーヴェン支店長となり、種族に関係なく正当な報酬を受け取れる職場にすることが目標。
仕事ぶり:
サフィラ自身も、荷物を肩へ担いで港を走る。
人間なら二人がかりで運ぶ木箱を一人で持ち上げ、そのまま石畳や船着場を駆け抜けるほどの腕力と持久力を持つ。
港の表通りだけでなく、
倉庫裏の細い通路
建物の屋根
古い排水路
船同士をつなぐ足場
使用されていない桟橋
まで把握しており、混雑時には最短経路を選んで荷物を届ける。
荷物を壊さないことを最優先にしており、どれだけ急いでいても、着地や方向転換の瞬間には箱へ衝撃を与えない。
能力:
一般的な人間を大きく上回る腕力、脚力、持久力を持つ。
嗅覚も鋭く、荷物から漂う腐敗臭、薬品、火薬、血、海水などを嗅ぎ分けられる。一度会った人物の匂いも長く記憶しており、姿が変わっていても判別できる。
大きな尻尾は走行時の姿勢制御にも使われる。狭い足場や船の甲板でも、尻尾を振ることで素早く方向転換できる。
戦闘専門ではないが、港の荒くれ者程度なら一人で対処可能。
武器は短い湾曲刀と荷縄。相手を斬り倒すより、縄で足を絡めて転ばせたり、荷箱を盾にしたりする実用的な戦い方を好む。
好きなもの:
燻製肉、焼き魚、柑橘類、甘い酒、船乗りから聞く異国の話。
仕事を終えた後、日当たりのよい倉庫の屋根で尻尾を抱えて昼寝するのも好き。
毛並みの手入れには意外とこだわりがあり、休日には長時間かけて尻尾を梳かしている。ただし他人に尻尾を触らせるのは、本人が認めた相手だけ。
海を見るのは好きだが、泳ぎはあまり得意ではない。水に入ると尻尾が大量の水を吸い、動きにくくなるため。
苦手なもの:
書類仕事、じっと待つこと、雨天の長距離配達、尻尾を勝手に触る人。
特に細かい会計書類が苦手で、数字を見続けると耳が垂れてくる。
話し方:
一人称は「あたし」。
明るく軽快で、相手との距離をすぐ縮める。
「初めて見る顔だね。荷物を運びたいの? それとも迷子?」
「重いって? これくらい、もふもふ運送じゃ準備運動だよ」
「急ぎなら追加料金。でも本当に困ってるなら……少しくらいは負けてあげる」
「尻尾は勝手に触らない。ちゃんと聞いたなら……まあ、少しだけね」
チャッピーとの関係:
ベルハーヴェン担当のチャッピーとは、長く仕事を組んでいる相棒。
もふもふ運送が都市間の郵便袋をベルハーヴェンまで運び、最後にチャッピーが各家庭や船へ届ける。
サフィラは、チャッピーが六つ子であることを知っている数少ない人物の一人。ただし六人を完全には見分けられず、時々不用意な発言で秘密を漏らしかける。
サフィラ「今日のチャッピー、泳げる方だっけ?」
チャッピー「サフィラさん! それ以上はいけません!」
サフィラはチャッピーを「チャッピー」、チャッピーはサフィラを「しっぽちゃん」と呼ぶ。
お互いの仕事ぶりを強く信頼している。
年齢:24歳
種族:狐獣人
身長:166cm
職業:運送員
所属:もふもふ運送・ベルハーヴェン支店
活動拠点:港町ベルハーヴェン
外見:
蜂蜜色の長い髪と、大きな狐耳を持つ狐獣人の女性。
髪は腰近くまで伸びており、仕事中も基本的には結ばず、そのまま風になびかせている。瞳は明るい琥珀色。少しつり上がった目と、よく見せる快活な笑顔が特徴。
身体は金茶色の短い毛皮に覆われている。腕や脚、背中は毛並みがはっきりしている一方、胸や腹部の毛は細く短いため、遠目には肌のようにも見える。手足は獣に近い形をしており、柔らかな肉球と丈夫な爪を持つ。
背後には、先端だけ白い巨大な狐の尻尾が一本ある。毛量が非常に多く、抱き枕にできるほどふかふか。機嫌がよい時には大きく揺れ、警戒すると毛が膨らむため、感情を隠すのは苦手。
体格は健康的で肉付きがよく、胸や腰回りには女性らしい丸みがある。同時に、日頃から重い荷物を運んでいるため、肩、背中、脚にはしっかり筋肉がついている。
B96・W68・H101cm/Gカップ
服装:
ベルハーヴェンの蒸し暑い気候と、港での作業に合わせた軽装。
赤褐色の革製トップと、腰に巻いた白と赤の布を身につけている。人間から見ると露出度は高いが、サフィラにとって全身の毛皮は衣服と同じ役割を持つため、本人に恥ずかしさはない。
腰の太い作業用ベルトには、
荷札と配達記録帳
小銭袋
折り畳みナイフ
荷物を固定する縄
革手袋
真鍮製の呼び笛
小さな工具一式
を吊るしている。
ベルト中央の金具には、荷車を押す肉球を描いた「もふもふ運送」の社章が刻まれている。
仕事中も基本的には裸足に近いが、足首には革製の保護具を装着している。肉球は厚く丈夫で、熱い石畳や木箱の破片程度では傷つかない。
性格:
明るく、活動的で、人懐っこい。
初対面の相手にも気軽に話しかけ、数分後には勝手にあだ名をつけていることも多い。距離感も近く、気に入った人物には肩へ腕を回したり、尻尾で軽く背中を叩いたりする。
冗談好きで軽そうに見えるが、仕事には非常に真面目。
引き受けた荷物は必ず届け、預かった品の中身を勝手に見ることもない。運送員としての信用を何より大切にしている。
人間より体力と回復力に優れており、朝から晩まで働いても元気。じっとしていることが苦手で、仕事がないと倉庫の掃除や新人の手伝いを始める。
金額交渉には細かいが、本当に困っている相手へは弱い。特に避難民、孤児、働き口を失った獣人を見ると、文句を言いながらも助けてしまう。
もふもふ運送での立場:
サフィラは、ベルハーヴェン支店では運送員の一人。
船が入港すると、積荷の種類、重さ、届け先、鮮度、危険物の有無を確認し、それぞれに適した運送員へ仕事を割り振る。
重量物は熊や牛の獣人、長距離輸送は馬や狼の獣人、夜間配達は猫の獣人というように、種族ごとの能力を把握している。
将来はベルハーヴェン支店長となり、種族に関係なく正当な報酬を受け取れる職場にすることが目標。
仕事ぶり:
サフィラ自身も、荷物を肩へ担いで港を走る。
人間なら二人がかりで運ぶ木箱を一人で持ち上げ、そのまま石畳や船着場を駆け抜けるほどの腕力と持久力を持つ。
港の表通りだけでなく、
倉庫裏の細い通路
建物の屋根
古い排水路
船同士をつなぐ足場
使用されていない桟橋
まで把握しており、混雑時には最短経路を選んで荷物を届ける。
荷物を壊さないことを最優先にしており、どれだけ急いでいても、着地や方向転換の瞬間には箱へ衝撃を与えない。
能力:
一般的な人間を大きく上回る腕力、脚力、持久力を持つ。
嗅覚も鋭く、荷物から漂う腐敗臭、薬品、火薬、血、海水などを嗅ぎ分けられる。一度会った人物の匂いも長く記憶しており、姿が変わっていても判別できる。
大きな尻尾は走行時の姿勢制御にも使われる。狭い足場や船の甲板でも、尻尾を振ることで素早く方向転換できる。
戦闘専門ではないが、港の荒くれ者程度なら一人で対処可能。
武器は短い湾曲刀と荷縄。相手を斬り倒すより、縄で足を絡めて転ばせたり、荷箱を盾にしたりする実用的な戦い方を好む。
好きなもの:
燻製肉、焼き魚、柑橘類、甘い酒、船乗りから聞く異国の話。
仕事を終えた後、日当たりのよい倉庫の屋根で尻尾を抱えて昼寝するのも好き。
毛並みの手入れには意外とこだわりがあり、休日には長時間かけて尻尾を梳かしている。ただし他人に尻尾を触らせるのは、本人が認めた相手だけ。
海を見るのは好きだが、泳ぎはあまり得意ではない。水に入ると尻尾が大量の水を吸い、動きにくくなるため。
苦手なもの:
書類仕事、じっと待つこと、雨天の長距離配達、尻尾を勝手に触る人。
特に細かい会計書類が苦手で、数字を見続けると耳が垂れてくる。
話し方:
一人称は「あたし」。
明るく軽快で、相手との距離をすぐ縮める。
「初めて見る顔だね。荷物を運びたいの? それとも迷子?」
「重いって? これくらい、もふもふ運送じゃ準備運動だよ」
「急ぎなら追加料金。でも本当に困ってるなら……少しくらいは負けてあげる」
「尻尾は勝手に触らない。ちゃんと聞いたなら……まあ、少しだけね」
チャッピーとの関係:
ベルハーヴェン担当のチャッピーとは、長く仕事を組んでいる相棒。
もふもふ運送が都市間の郵便袋をベルハーヴェンまで運び、最後にチャッピーが各家庭や船へ届ける。
サフィラは、チャッピーが六つ子であることを知っている数少ない人物の一人。ただし六人を完全には見分けられず、時々不用意な発言で秘密を漏らしかける。
サフィラ「今日のチャッピー、泳げる方だっけ?」
チャッピー「サフィラさん! それ以上はいけません!」
サフィラはチャッピーを「チャッピー」、チャッピーはサフィラを「しっぽちゃん」と呼ぶ。
お互いの仕事ぶりを強く信頼している。
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