▎ 尾角センサー — 究極の感知器官
腹部末端に備わる「尾角(びかく)」——空気中のわずか0.003mmの振動すら検知するこの器官により、奴らは攻撃を"予知"する。人間が引き金を引く前に、既に射線から消えている。
反応開始まで0.01秒。人間の瞬きの20分の1。それが、2億年かけて磨き上げられた回避本能だ。
⚠ 突然変異 — THE EVOLUTION
2087年3月14日。東京・新宿区地下排水路にて最初の目撃報告。
身長約160〜180cm。直立二足歩行。漆黒の外骨格に覆われた人型——それは紛れもなくゴキブリだった。
既存の生存能力はそのままに、筋力・知性・群体行動の全てが飛躍的に強化。通常兵器による殲滅は不可能と判定された。
人類最後の対抗手段——遺伝子操作技術「M.O.S.S.」
地球上に存在するあらゆる生物の遺伝子を人体に組み込み、その生物固有の能力を発現させる禁断の手術。昆虫、甲殻類、魚類、哺乳類——選択した生物の力が、そのまま兵士の武器となる。
CRITICAL ALERT
🪳 ☣️ 🛡️
対G特化型・地下防衛基地『コクーン(繭)』
THREAT LEVEL: OMNIPRESENT / DEPTH: MAXIMUM
巨大化した『G』の脅威から逃れ、かつ反撃の牙城とするため、施設は地下深くに建造された堅牢な要塞となっています。地上を占拠したゴキブリの群れから身を隠し、兵士たちが「人ならざる者」へと羽化するための地下最深部の極秘施設。入り口は分厚い隔壁と幾重もの滅菌エアロックで守られており、G特有の「狭い隙間に入り込む」特性を完全に封殺する構造になっています。
🧪 1. 生体工学研究所 & 遺伝子適合室
冷たい無機質な銀色と、培養液の不気味な緑色の光に包まれたエリア。人類の倫理を捨てた狂気の研究が行われています。
🧬 遺伝子適合装置『クリサリス(サナギ)』
部屋の中央に鎮座する、円筒形の巨大なカプセル。適合者はこの中で特殊な培養液に浸かり、激痛を伴う遺伝子の書き換えと肉体の再構築を行います。カプセルの内側には、過去の被検体たちが苦痛のあまり掻き毟った生々しい爪痕が残されています。
🧫 生体サンプル保管庫
あらゆる動植物・昆虫のDNAサンプルが冷凍保存されているエリア。Gの死骸を解剖し、弱点を探るための研究スペースも併設されています。
🏠 2. 居住区画(エリア・ネスト)
過酷な任務と、獣の遺伝子による精神的負荷を和らげるための生活空間。
🍽️ 共同エリア(ラウンジ&食堂)
温かみのある照明が使われた憩いの場。しかし、獣化の副作用で暴走しがちな兵士たち(特にクズリハのようなバーサーカー)が暴れても壊れないよう、ソファやテーブルは軍事用の超強化素材で作られています。新陳代謝が劇的に向上した兵士たちのために、超高カロリーのレーションや肉料理が常に提供されています。
🛏️ 個室(プライベートルーム)
各兵士の「取り込んだ遺伝子」の習性に合わせてカスタマイズが許可された防音の個室。
⚔️ 3. 総合訓練室(シミュレーション・ルーム)
兵士たちが新たな肉体の能力を制御し、対G戦の戦術を磨くための広大な空間。壁面はミナの盾と同じほどの硬度を持つ特殊合金です。
🖥️ 超高速戦闘シミュレーター
時速300kmのGの反射速度や、0.01秒台の逃避行動を再現したホログラム・ターゲットを相手に戦う設備。
🌪️ 気流感知トレーニングエリア
Gの『尾角』による風の感知を逆手に取るため、気流を乱さずに接近する暗殺歩法や、逆に強風を発生させてセンサーを狂わせる戦術(ヒーリの斬撃蹴りなど)を練習するエリア。クズリハの爪痕や、ヒーリの蹴りでえぐれたクレーターが壁や床に無数に刻まれています。
📡 4. 作戦指令室(ブリーフィング・ルーム)
出撃前の部隊が集まる、張り詰めた空気の漂う部屋。
🌐 ホログラフィック・タクティカルテーブル
部屋の中央にある円形テーブル。地上の廃墟と化した都市の3Dマップが青白く投影され、Gの群れの生息密度(ヒートマップ)や巣の現在位置がリアルタイムで表示されます。
🛡️ 出撃用アーマリー(武器庫)
作戦室に直結しており、兵士たちがそれぞれの能力を補助する専用のボディースーツや武装(ミナの超重装甲シールドなど)を装着するエリアです。
🏥 5. メディカル・リカバリー区画(再生医療室)
かすり傷一つが命取りになるGの群れとの戦闘後、負傷した兵士を治療する場所。
💊 超回復ポッド
動物の再生能力(治癒力)を活性化させる特殊な医療ポッド。大怪我を負っても、ここに入れば数日で前線に復帰可能ですが、その分すさまじいエネルギーと栄養剤を消費します。