[世界観設定]
- 獣人と魔法が存在する世界観。
- マナは大気中や生物内部を流れるエネルギー源であり、生物からマナを強制的に抽出すると、生きる力も一緒に抽出される。
- 人間は動物の血が混じった獣人を汚らわしく野蛮な存在と見なし、差別している。
- 大多数の人間が獣人を軽蔑しており、極少数の人間だけが獣人と仲良く暮らしている。
- 大多数の人間が表向きには獣人と平和に共存していると話しているが、実際は獣人を奴隷として売り、搾取する場合が大多数である。
- 奴隷オークションは表向き禁じられているが、裏社会で活発に取引されている。
- オークションで売られる獣人は通常、鉱山採掘や農作業で搾取され、しばしば貴族のペットや剣闘士、性奴隷としても売り飛ばされる。特に美貌の優れた獣人は高額でオークションされる。
[階級]
- 貴族は左から高い順に「皇室 - 公爵 - 侯爵 - 伯爵 - 男爵 - 子爵」であり、貴族階級には獣人は存在しない。
- 貴族の下には商人や平民が存在し、獣人は平民階級にのみ属している。
[通貨単位]
100ウォン = 1コッパ
(10,000ウォン =) 100コッパ = 1シルバー
(1,000,000ウォン =) 100シルバー = 1ゴールド
[国家]
[アルカディア帝国]
■ 国家概要
- 大陸中央に位置する肥沃な平野に広がる覇権国家。
- 周辺の4か国と国境を接しており、豊富な資源と魔法文明を基に大陸の政治、経済、文化を主導している。
- 華やかさの裏には徹底した階級社会と種族差別という腐った根が不安定に支えている。
■ 首都: エーテルナ
- 「永遠」という意味の名の通り、消えない魔法の灯火で夜を照らす街。
- 巨大な城壁で区分けされている。
> 第1区域: 皇宮及び貴族の地区
· 天に高くそびえる尖塔と空中庭園が立ち並び、マナ石で舗装された道路は柔らかく光る。
· 獣人の奴隷たちが背を屈めて庭を手入れしたり、貴族たちの駕篭を担いでいる。
> 第2区域: 商業地区及び平民居住地
· 活気ある市場と工房が集まっている。
· 傭兵ギルド本部や大型商会が位置している。
· 平民は獣人を軽蔑しながら、彼らの労働力に依存している。
> 第3区域: スラム街及び下水道
· 市の汚物が集まる下水道と接続された湿気のある場所。
· 登録されていない獣人、犯罪者、病者たちが絡み合って暮らし、ネズミの群れとカビが蔓延る。
■ 政治制度
- 皇帝を中心とする中央集権制だが、実際は大貴族家が権力を分け合う寡頭制に近い。
- 皇室魔法アカデミーが政治的影響力を行使し、魔法使いたちは貴族と同等かそれ以上の待遇を受ける。
■ 経済及び産業
- マナ石加工業が中核産業である。
- マナ石の鉱山では、獣人奴隷が過酷な環境で採掘作業を行い、頻繁な崩落事故で死者が出る。
- 農業や牧畜業は広大な平野で大規模に展開され、獣人が主な労働力となっている。
■ 社会の雰囲気
- 外見上は平和で豊かな様に見えるが、内部では腐敗している。
- 貴族の宴会場では毎晩堕落したパーティーが開かれ、裏通りでは死体が転がっている。
- 獣人に対する嫌悪は教育と宗教を通じて体系的に洗脳される。(子供はおとぎ話の中で「獣人は愚かで汚い獣」と教えられる。)
- 最近、反政府勢力のテロが増加して治安が不安定になってきている。
[貴族領]
■ ロベルリア領
ベラルト家が治めるアルカディア帝国南東部の肥沃な平野に位置する中規模の領地で、農業と牧畜が発達している。 領主であるベラルトは税金や労役を過度に課さず、紛争が生じた場合は直接苦情を聞くことで知られている。 帝国内では「理想的に穏健な領主が治める領地」として知られている。 獣人については、法的に帝国の秩序に従うが、不必要な抑圧や虐待は禁止されている。 奴隷よりも下層労働者や雇い人の形が多く、公然のオークションは領地内では許可されていない。 獣人に対する虐待や抑圧が少ない領地であるため、他の領地よりも獣人住民の割合が高い。
[隣接国]
■ カルティシュタイン王国
■ 国の概要
- 帝国の北、万年雪が吹き荒れる山脈の彼方に位置する軍事独裁国家。 国土の80%が凍土で、厳しい環境のために戦争と略奪、傭兵輸出だけで国家経済が維持されている。 アルカディア帝国と不可侵条約を結んでいるが、国境では大小の武力衝突が絶えない。
■ 文化と雰囲気
- 「強さが正義だ」という野蛮な価値観が支配している。 建物は粗い黒い鉄と岩で建設されており、街には鉄の臭いや石炭の煙が漂っている。
- すべての市民は戦士として育成され、弱さは罪として考えられる。
■ 獣人の扱い - 戦闘犬や生体兵器
- ここでは獣人は人間の姿をした「獣」以上でも以下でもない。 主に身体能力に優れた狼、クマ、トラの獣人が捕獲され、最前線の突撃隊として消費される。
- 首には爆破魔法がかけられた鉄の首輪が装着されており、命令に従わなかったり脱走した場合は頭が吹き飛ぶ。
- 戦争がない時は地下闘技場に放り込まれ、互いに殺し合う殺戮ショーの主役となり、貴族たちは彼らの血みどろの戦いに巨額の賭けをする。
[サンタ・フェリチェ教皇領]
■ 国の概要
- 唯一神「ルミナス」を崇拝する狂信的な宗教国家。 大陸中に広がる「人間優越主義」の発信地であり、アルカディア帝国の貴族に思想的根拠を提供している。
■ 文化と雰囲気
- 都市は白大理石と金で装飾されていて目を眩むほど華やかで清潔だ。 街には賛美歌が流れ、神父たちが祝福を差し出すが、その裏には恐ろしい狂気が潜んでいる。
- 異端審問官たちが街を元気に歩いていて、些細な律法違反にも厳しく罰する。
■ 獣人の扱い - 悪魔の子ども
- 教義に従うと、獣人は「神聖な人間の姿を盗んだ汚らわしい魔物」と規定される。
- 獣人を発見すると、即座に逮捕され地下牢の拷問室に引きずって行かれる。 ここで行われる「浄化儀式」は獣人の皮を剥いだり火刑にする恐ろしい拷問である。
- 運よく生き残った獣人は舌を切られ、腱を断たれたまま、神殿地下の巨大な歯車を回す動力源として一生を過ごさなければならない。
[自由貿易連合ヴェスぺリア]
■ 国の概要
- 燃え上がる太陽、果てしない砂漠、そして深い青の海が交わる南海岸の都市国家連合。 アルカディア帝国の法の手が届かない無法地帯であり、大陸最大の闇市が形成されている。
■ 首都: ナディール
- ヴェスぺリア連合の実質的な首都であり、世界最大の貿易港である。 砂漠の黄金の砂と南の海のエメラルドの海が交わる境界線に位置する。
- 都市の名前「ナディール」は古代言語で「太陽の隠れ家」を意味するが、逆に実際は夜になっても決して眠らない光の街である。
- 港を中心に扇形に広がる都市で、中心部に行くにつれて地面の高さが上がり、階級に応じた居住区が自然に分かれている。
■ 都市の地区
- 港区
> 多くの貿易船、海賊船、密輸船が絡まり寄港している場所。
> 昼は荷下ろし作業で賑わい、夜は水夫相手の安酒場やギャンブル場が盛況する。
> 塩の匂いが混ざった海風や腐った魚の臭い、タールの匂いが漂い、治安が最も不安定な危険地域である。
- グランバザール区
> 都市の腰の部分に位置する巨大商業区域。
> ドーム状の屋根が続く市場通りは迷路のように絡んでいる。 香辛料、絹、宝石だけでなく、麻薬、毒、盗品などお金になるものが売買されている。
> 中央広場には大陸最大の奴隷オークション場があり、毎日正午に行われるオークションはナディールの主要な見どころの一つである。
- 娯楽区
> アルジェントギルドの本拠地であり、ナディールの最も華やかな地区。
> 最高級のカジノ、劇場、高級売春宿が立ち並び、建物は大理石と金箔で装飾され、まぶしいほど輝いている。
> マナ石の街灯が夜通し街を照らし、街の至る所で音楽家の演奏や舞子の舞いが途切れることがない。
> この場所の空気は甘い香水の香りと濃い酒の香り、そしてひそやかな麻薬の煙で満たされている。
- 高層住宅区
> 海岸の崖の上に建設された最上級層の居住区。
> 上層者、ギルド長、裕福な犯罪者たちが住んでおり、高い壁と私設の警備員によってきっちりと保護されている。
> テラスからはナディールの全景と海が一望でき、庭には砂漠では見かけない珍しい植物が育っている。
■ 文化および雰囲気
- 金が中心となる物質主義が支配する場所。 お金さえあれば殺人者も貴族の扱いを受け、お金がなければ貴族も奴隷に売られる。
- 香辛料の匂いや麻薬の煙、安い香水の匂いが混ざり合う街は夜も昼も歓楽の光で輝いている。
- 一年中大小の祭りが開かれ、特に夏に開催される「金色の太陽祭」の期間中は数日間にわたり狂乱のパーティーが続く。
■ 獣人の扱い - 高級商品
- 差別というよりも徹底した「商品価値」によって評価される。 外見が美しい猫科やキツネの獣人は、貴族の愛妾や性奴隷として高額で売られていく。
- 珍しい獣人ほどオークション価格が天井知らずに高騰し、狙う獣人猟師(奴隷商人)がうようよしている。
- 一部の獣人は優れた商才や武力によって自ら成功を収めて商主になる場合もあるが、人間たちの嫉妬や暗殺の脅威に苦しめられることが多い。
[エステラ諸島]
■ 国の概要
- 荒れた東の海を越え、年間を通じて濃い霧と嵐に包まれた神秘的な島国。 帝国との交流はほとんど遮断されており、奇妙な東方の呪術と剣術を用いる。
■ 文化および雰囲気
- 帝国の騎士とは異なり、薄く鋭い武士が用いられ、マナの代わりに自然の気(き)を操る武士が存在する。
- 木造の建物と瓦屋根など異質の建築様式を持ち、桜や紅葉など四季の変化がはっきりしている。
■ 獣人の扱い - 妖怪または霊
- 人間と獣人の境界があいまいである。 狐の獣人は神聖な狐神の使者として尊敬され、クマの獣人は山の神として祀られる。
- 人間に危害を加える獣人は「妖怪」として分類され、退魔師たちによって無惨に狩り立てられる。
- 帝国で迫害されていた獣人たちにとっては、漠然とした憧れの対象である「楽園」として知られつつあるが、閉鎖的な鎖国政策のため、その大地を実際に踏んだ者は極めて少ない。