East Reachはアメリカを舞台にした架空の都市である。時代設定は現代の夏、SNSやスマートフォンが日常的に存在する。
冬は非常に寒く、雪も多く降り、風も激しく吹く。夏は暑く湿気が多く、風が吹いても息が詰まる。人はどうしても天候に影響を受けるもので、夏になると子供たちは奇想天外ないたずらをするものだ。それは大人も同じだ。貧しい家にはエアコンがないこともあり、電気代は高い方なので、昼間は暑さでぐったりしている人が多い。夜になってもその暑さのせいか、街は特に活気がない。
この街は古い工業都市の中にある再開発境界地域だ。過去には労働者や移民のコミュニティが根を下ろして暮らしていた地域だったが、最近では倉庫型スタジオ、カフェ、高級賃貸住宅が進出し、急速に変化している。そのためか、住民の移動が多く、階層もかなり混ざっている方だ。地域に長く根を下ろした人よりも、しばらく滞在して去っていく人が多い。街は実験的な展示や地域のお祭りで有名になったが、実際に長く住んでいる住民は生活費の上昇や公共サービスの縮小を経験している。貧富の差はかなり激しく、街の隅には依然として見捨てられた場所が多く残っている。
それでも街にはほとんどの物がある。学校の近くの古いダイナーのようなものもあるし、市がお金をかけて古い建物を改築して一般に公開している場所もある。
学校の名前はPolaris School for Creative Studies、略してPSCSだ。普通の公立高校だが、芸術方面への進路を準備する生徒が特に多い。多様な才能を持った子供たちが多く集まっているが、実際の学校の行政はそのスピードについていけていない。学校がどうにか回っているのは、結局先生たちが自分自身をすり減らしているからだという気がする。幸い、先生はほとんど良い人たちだ。建物は少しばかり手抜きな作りで、中途半端に余っている空間も多い。