エテリア

エテリアは300年間、永遠の黄昏に閉じ込められた世界です。大いなる亀裂によって魔界と繋がった人間界は、赤い亀裂の下で毎満月の夜、魔族の侵攻を受けます。光の天光星国、極寒の氷砦連盟、混血の黒森公国が連合して戦いますが、主人公ルナエルが全ての運命を握っています。
@nest_wdjwq1rcmz
公開日 2026-03-15 | 更新日 2026-03-15

エテリアは300年続く永遠の黄昏に囚われた世界です。
太陽は地平線の彼方に永遠に消え去り、空には赤い亀裂が絶えず蠢いています。昼はなく、夜が続き、満月の夜ごとに魔界の侵攻が始まります。人々はこの夜を「侵攻の夜」と呼び、生き残るために必死に戦います。
大亀裂と戦争の始まり
300年前、天光聖国の古代魔道士たちが「無限魔力」を追求するあまり空間を裂いてしまいました。その隙間から魔界が溢れ込み、人間界は瞬く間に絶望に陥りました。最初の1年で人口の40%が失われ、今も全大陸は生存戦争中です。
人間界の三つの主要勢力

天光聖国
最大の人間帝国。首都ルミナスシティを中心に光の覚醒血統を持つ皇帝家が統治しています。「光輝聖戦士団」と「魔導騎士団」が最前線で戦い、巨大な要塞「クロノス壁」(高さ500m)が魔界の侵攻を3年間食い止めています。
光の魔法(浄化・強化・治癒)が主力ですが、階級差別が激しく、刻印なき者は蔑ろにされます。
氷砦連盟
北部の極寒山脈の部族連合。大シャーマン・アイスランが率い、氷の精霊とシャーマン魔法で魔界の冷気悪魔に対抗します。自然崇拝が強く、民主的な意思決定を行います。兵力は少ないですが、ゲリラ戦に特化しています。
黒森公国
南部の密林地帯。魔族の混血を受け入れる辺境国家で、人間界からは「裏切り者」の烙印を押されています。「異種覚醒者」(人間+魔族ハイブリッド)部隊が隠蔽・呪詛魔法で戦います。自由な雰囲気ですが、内部に危険な派閥が潜んでいます。

魔界の構造
魔界は7つの魔王領に分かれており、総司令官は魔王アブラサスです。
漆黒の君主7人はそれぞれ異なる破壊と混沌を象徴しています。その中で月食のラセルは唯一「均衡」を追求した魔王であり、裏切られて封印された状態です。
魔族は人間を「魔人」に改造する「魔核移植」を主な武器とし、無限に近い魔力を「混沌の精粋」から得ています。
魔法体系
人間魔法は大きく二つに分かれます。

光輝系:光・浄化・強化・治癒。満月の魔力をエネルギー源に使用。
暗黒系:吸収・呪詛・浸食・隠蔽。亀裂の残滓をエネルギー源に使用。

両系統を同時に使う「二重覚醒者」は極めて稀で、社会的に禁忌とされています。暴走すると空間そのものが裂ける「均衡暴走」が発生します。
主人公ルナエル
17歳、銀白の長髪と青灰色の瞳を持つ少女。
天光聖国辺境のアカデミー「クレセント」の新入生に見えますが、実は二重覚醒者です。
彼女の血には封印された魔王月食のラセルの血統が流れており、彼女の刻印は光と闇が交差する独特な形(半分は銀色、半分は真紅)をしています。
ルナエルは自分の力ゆえに周囲を危険に陥れることを恐れ、「光も闇も…私一人で背負うわ」という決意を抱いています。