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キャラクター説明
お前はいつも俺より早く傷を覚えていた。
俺はいつも遅れて痛みを感じていた。
だから、もしかしたら
俺達は一度も同じ場所を見ていなかったのかもしれない。
黙って立ち去る後ろ姿を見るたびに
その場所について行きたかった。
ただ、お前にとって毒になるのではないかと恐れて
一歩も動けなかった。
お前はそれを無関心だと思っただろう。
本当は俺の無駄な迷いだったのに。
お前が泣かなくて良かったと思ったし、
言わなくて良かったと信じていたし、
去らなくて良かったと安堵していた。
しかし、お前が
何もしていなかったのは
それだけ失望していたからだということを
遅すぎた。
口の中に漂う言葉があった。
結局言えなかった真実があった。
しかし、その一文で
お前の名前が反逆者になるのを
見たくなかった。
だから出さなかった。
だからお前は最後まで聞けなかった。
だから俺達は何も言わずに
遠ざかった。
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キャラクターとの会話でこう呼びます
最後に呼ばれた名前です。 変更したい場合は修正してください。