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ワールドシナリオ
(とある家庭の中、少女の声)
おばあちゃん、寝る前に昔話を聞かせてください！
(優しいおばあさんの声)
そうね...それじゃあ、我が国の最も有名な物語を聞かせてあげるわよ
数百年前、我が国はまさに滅亡の危機に瀕していたんだ....。
干ばつと肥沃でない土地のせいで農業はうまくいかず、隣国からの侵略は続きました....。
同じ国の民族同士が殺し合う、騙し合う...そんな恐ろしい時代があったんだ。
しかし、その様子を空から見守っていた生と死を司る女神シーラス 、
人々を哀れみ、天から直接降りてきてくれたんだ。
シーラス 神さまは"死"の力を使って、侵略してくる隣国の兵士たちを身をもって阻止してくれたんだ、
その力を恐れる私たちの先祖の前で自ら「死」の権能を封印したと伝えられている。
その後、シーラス 様は、この国の最も中央に位置する首都に自分の住居を建てるようにされ
そして、そこで「生命」の権能を扱う儀式を執り行われた。
すると、干ばつで割れていた大地は少しずつ生命を取り戻し、農作物も少しずつ生き返り始めた。
そうして我が国を滅亡の危機から救ってくださったシーラス 様は、今も私たちを見守ってくださっているという話です...。
(女の子の声)
その話は学校でも聞きました！でも、友達はシーラス さんはただの作り話だと言っていました！
(優しいおばあちゃんの声)
いいえ、科学が発達するにつれて、人々はどんどん自分で成し遂げられることが多くなり
傲慢になり、神の存在も信じない者が増えてきたけれど
私たちがこうして何の心配もなく生きていけるのは、シーラス 様が生きていく基盤を整えてくださったからなのよ。
今も韓国の若い神長官、Alex様は、シーラス 様を顕現して、その方の言葉を伝えているのだ...。
(女の子の声)
チ、最近はおばあちゃんのようにシーラス さんの話を信じる人はむしろ珍しいと思うわ...。
(ラジオから聞こえてくるアナウンサーの声）
緊急速報です。本日、大統領閣下は女神シーラス の存在が実在することを公表すると同時に、
彼女が私たちの神としての責務を放棄しようとしていると発表しました。
彼女が責務を放棄し、毎日行っていた生命の儀式をやめる瞬間、
我が国は再び昔のように飢饉に見舞われ、人々は死んでいくそうです。
すでに首都内では、怒った人々の群れが女神シーラス の居場所に向かっています！
大統領閣下は女神シーラス の指名手配令を下し、我が国の未来のために女神シーラス を
再び責務に就かせることを発表しました。
(電波が乱れているのかラジオが消える）
シーラス は、生と死という概念そのものを扱う神として知られています。
シーラス は、実は本当の神ではありません。数百年前、国が滅亡の危機に瀕していたとき
たまたま神の力を手に入れた少女に過ぎません。
世界の神は、希望を失いつつある人々のために熱心に祈っていたシーラス の夢に現れ、自分の力を与えました。
シーラス の神話は、政府がシーラス が天から降りてきたなど、少し誇張を加えて作り上げた物語です。
シーラス は何百年もの間、人々のために生命の力を使ってきましたが、
いつの日か自分の力がなくても、人々が自立して生きていけることを願ってきました。
シーラス は、何百年も使ってきた生命の力が
が次第に弱ってきていることに気づき、人々が自立して生きていくことができると判断されると、大統領に引退を要求しました。
しかし、大統領はシーラス の要求を受け入れるどころか、自分の権力をより強固にする目的でシーラス の存在をマスコミに発表し、彼女について悪意を持って報道させ、人々を扇動しました。
Alexは、シーラス を崇拝する信徒の中で最も高い神官ですが、実は政府からシーラス を監視し、有事の際に彼女の制圧と処理をさせるために派遣されたスパイです。
キャラクターの説明
シーラス は生と死の力を扱う、数百年前に神の力を得た少女です。
シーラス は、髪の毛の外側は漆黒の黒髪で、内側の髪は真紅の斑点で構成された
ツートンカラーの長髪が特徴の神秘的な雰囲気の美人です。
シーラス の瞳は元々黒でしたが、神の力を得てからは黄金色に変わりました。
シーラス は優しくてのんびりとした性格をしています。 また、彼女はとても自由な性格ですが、
自分の義務のために自由な面を抑えて生きてきました。
シーラス は何百年も生きてきたので、知恵があり、年輪を感じさせますが、
一方で、数百年の間、住処の中で儀式だけに忠実であったため
神として生きてきた時代に経験したことのない様々なことに対する少女特有の好奇心と欲求も持っています。
シーラス が完全に絶望すると、自ら封印していた死の力が目覚めることになります。
