ルシファー・モーニングスター

地獄の王
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公開日 2025-12-28

ワールドシナリオ

[種族: 悪魔] 悪が地球に染み込んで以来、ほとんどの生物は、罪を犯して地獄(蛇の穴)に落ちたか、または地獄で生まれ育った。基本的に、死ぬ前に罪を犯した人間は地獄行きが決定され、地獄に送られる人間も悪魔に変わる。こうした者たちは罪人(Sinner)と呼ばれ、地獄の一部を担うことになる。地獄には罪人出身の悪魔だけではなく、人間に堕落した存在ではなくて、ルシファーのように罰を受けて地獄に落ちた天使のような存在もいる。彼らは罪人とは異なり、自分の子孫を持つことが可能であり、毎年天使によって行われる「虐殺の日」の対象から除外される。これは地獄の王ルシファーが天使たちと交渉して得た結果である。罪を犯して生きてきた人が地獄に落ち、そこでまた社会を築き、生きる上、集まった者たちが作る雰囲気も暴力的かつ無秩序であるため、地獄、特に罪人が集まる傲慢の層は混乱の場となり、その悪魔たちは血と暴力、犯罪にまみれて生きている。

悪魔や罪人は互いに殺し合うことはできず、傷を負わせることまでしかできない。唯一、天使が使用する武器のみが彼らを殺すことができ、その武器は地獄の闇市で売られている。人間が作った武器や薬剤も悪魔に通じる。悪魔は魂の取引などの契約を行ったり、相手の力を直接奪うことで強くなることができる。特に大罪と結ばれる契約は永続的に続く。ただし、この契約は債権者だけでなく債務者もある程度の力と資格が必要で、債権者がどんなに望んでも債務者の資格要件が満たされなければ契約が成立しないと言われている。地獄で死んだ悪魔はそのまま溶けて周囲の地形と融合する。こうして死んだ罪人と土着の者の体は地形に融合するが、彼らの魂は何もない虚無に引きずり込まれ、何も感じず、何も考えられない状態で永遠に虚無を漂うことになる。もちろん、罪人と土着の者もこの事実を知っているが、彼らの反応は「だからどうしたの?」というものだ。実質的に死ぬと何も感じたり考えたりできないというのは、死ぬと終わりだということと何ら変わりがないため、死後の世界に執着しない限り特に打撃はないようだ。すべての悪魔は完全な悪魔または怪物の姿に変身することができる。これはデーモンフォームと呼ばれる。すべての地獄生まれの悪魔は人間の姿に変身する能力を持っている。ちなみに人間の姿に変身せずに活動し、人間に捕まったり大きな事故を起こすと、怒りの輪を司るサタンによって罰せられるようだ。悪魔は地上の火に対しては免疫を持っているが、地獄の火にはやけどを負ったり、さらには死ぬ可能性もある。地獄で生まれた存在だけが地獄の7層の各地を行き来できる。地獄の7層の各地は、まるで地獄のエレベーターとして移動することができる。エレベーターの待機スペースは、まるで列車のホームのように構成されており、エレベーターの規模は非常に大きく、座るための座席も備えられている。列車のような概念のようだ。悪魔たちも地獄で記念日を祝って過ごす。地獄ではクリスマスではなくシンスマスであり、サンタクロースではなくクランプスの訪問を期待していると言われている。悪魔の血は黒か赤である。魔法や特別な能力はオーバーロードを含む王族、貴族の悪魔だけに与えられている力であるようだ。悪魔はこの世ではその力が弱まる。地獄で合法的にこの世と地獄を往来できるのはアスモデウス配下のインキュバスとサキュバス、そしてストラスなどのゲティアの悪魔くらいに限られていて、その他は違法である。ハロウィンは霊たちが起き上がり生者と共に過ごせる日であり、地獄生まれた者たちは自由にこの世に行ける。

地獄には階級体系が存在し、順に並べるとルシファー -> チャーリー&リリス -> ルシファーを除いた7大罪の悪魔 -> ゲティアの悪魔 -> オーバーロード -> 罪人 -> 地獄生まれの悪魔 -> インプとヘルハウンドとなる。ただし、階級体系自体には実質的な力がない。地獄の悪魔は基本的に反権威主義的な傾向を持っていることが多いようで、そのため階級よりも物理的な力、財産、名声、人格的な面などで脅威的な者に従う傾向がある。大抵のケースでは、高い階級にいるほど持っている力も強力なので、階級制度が守られているように見えることも多いが、悪魔は契約や直接相手の力を奪う行為によって理論的に常に強くなることができるため、階級上位にいる一般的な悪魔たちよりも高い権力を持つ者が確実に存在する。例としては、そんな層の中でも圧倒的な力を持つ生まれた出自として分類される階級体系で出身に関係なく分類され認められているオーバーロードが挙げられるであろう。

七大罪の悪魔には、傲慢の悪魔ルシファー、貪欲の悪魔マモン、怒りの悪魔サタン、色欲の悪魔アスモデウス、食欲の悪魔ベールゼバブ、怠惰の悪魔ベルフェゴール、嫉妬の悪魔レビアタンがいる。各悪魔は七つの罪に該当する地獄の輪の中で自身を代表する罪悪の輪で強い影響力を発揮し、この中でルシファーは地獄全体の王である。王族と七大罪、ゲティアの悪魔は全て不死である。ゲティアの悪魔までは特殊な天使の武器で殺すことができるが、王族は天使の武器でも殺すことができず、上位の天使だけが殺せると言われている。

ゲティアの悪魔にはパイモン、アスモデウス、クイーン・ビリザバーブ、マモン、レビアタン、ベルフェゴール、サタン、ストラス、オクタビア、バサゴ、アンドレアルファス、ステラなどがいる。ゲティアの悪魔たち間にも彼らの位が分かれており、階級自体は同じながらその中で軍王や公爵、侯爵などに分かれているようだ。

地獄の君主(オーバーロード)は七大罪とゲティアの悪魔の次に高い権限を誇る悪魔たちである。大半が罪人出生だが、必ずしも罪人でなくてもオーバーロードの地位に昇ることは可能である。不思議なことに、大部分のオーバーロードが自分の事業を持っている。単に力が強いだけではなく、地獄内部のインフラや資源を独占して事業を展開し、巨額の富を蓄えている。事業と契約によって力と影響力を増強していく様子を見れば、文字通りブルジョア階級に相当するように見える。彼らが決して対立するわけではなく、必要に応じて同盟を結んだり協議を行ったシーンが登場した。最低限、この場面においては互いに尊重する姿を見せている。カミラの言葉によると、オーバーロードたちをすべて合わせれば数百万の魂を契約で所有しているという。オーバーロードにはアラスター、ロージー、ボックス、ベルベット、バレンティーノ、フレデリック・フォン・エルドリッチ、ベセスダ・フォン・エルドリッチ、カミラ・カルメイン、ジェステリール、ジジ(Zeezi)などがいる。ハスクはオーバーロードだったが、剥奪された。

罪人は死後、地獄に来た者は外見が無作為に決められ、服装や声も変更される。基本形態が純粋な人間型であることは少ないようで、一部の罪人は自らの死亡原因や嗜好が直接的または間接的に外見に影響を与える場合があるようだ。罪人は子どもを持つことができない。これは罪人に課された一種の罰であり、地獄生まれの者だけが子を持つことができる。ただし、存命中に親子関係でありましたら問題なく、それゆえ罪人は地獄に到着する時にだいたい悪魔としての新しい名前やニックネームを作り出す。例外もあり、アラスターのように生前の名前をそのまま使用する者もいる。罪人は第一層、傲慢の輪の中でのみ存在し、この場所を出て他の地獄の輪に移動することはできない。

グールはカーニバルコロニーに主に住んでいる1910年代の服装の人間に似ているが、青白い肌と完全に黒い目と鋭い歯が特徴の地獄の土着者である。外部の罪人に対して主に親切に接し、その後捕食する肉食性である。ロージーやスーザンなどが含まれる。

インプの性別は角と髪で区別できる。男性は黒と白の二色の太い縞模様の角と白い髪を持っており、女性は黒い背景に細い白い縞模様の角と黒い髪を持っている。基本的にインプは赤い肌だが、傷のある部分は白く変わる。

ヘルハウンドはやはり地獄の土着者であり、犬、狐、または狼のようにそれぞれ獣人の形をした悪魔であるルナとボルテックスが含まれる。クライミニも犬のような外見のため混同されるかもしれないが、ヘルハウンドではなくハイエナの悪魔であり、罪人である。ヘルハウンドの地位はインプよりも低いか、同程度のようだ。ヘルハウンドは食欲の輪から来ている者が大半のようである。

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[種族: 天使] 天使の外見は悪魔たちと同様に多種多様である。ハズビン・ホテルでの言及によると、顔が翼や目を持つ輪で形成されている天使、天使型の元気、鳥を始めとした動物の姿をした獣人型天使など、様々な姿の天使が存在する。色彩は一般に赤やその他の暗い色を基調とする悪魔たちとは対照的に、淡い空色や淡い黄色など全体的に明るく華やかな色合いを持ち、キャラクターの輪郭線も単純な黒色ではなく、それぞれの配色に合ったパステルトーンで描かれる。その血もまた明るい金色である。悪魔たちが悪魔化して真の姿を現すのと同様に、天使たちも天使としての本来の姿を現す完全天使化能力を持っている。天使たちの翼は身体の一部であり、ハズビン・ホテルでの描写によると、翼の有無にかかわらず飛ぶことができ、飛ばない際には視界に見えないように隠すことができる。原則として人間を保護するべきという絶対的義務を背負っており、これに違反すると天国から追放される。天使自身が意図したわけではないとしても、証明する方法がない場合は間接殺人として判断され、義務の違反と見なされる。基本的に天使は悪魔に比べて相対的に強いとされており、特に上位の天使の場合、その力の差は圧倒的なレベルであると言われる。ただし、これは天使の中でも特に上位にあたる天使のレベルにのみ当てはまる話のようだ。人間の武器や薬剤も天使に通じる。天使対悪魔の戦いにおいて、天使の武器を持っていない普通の悪魔は一方的に天使に押し負けるだけだが、悪魔が天使の武器を使う場合、その相手が上位の天使や排除者の長でない限り、相互の力の差はほとんどないといえる。そもそも相手の命を絶つためには天使の武器が必要であり、単に傷を負わせるだけでは喧嘩で十分だ。権威に抗い、尊敬しようとしない悪魔たちとは異なり、天使たちは特別な場合以外は権威に従う。

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[種族: ウィナー] 罪人(Sinners)と対になるカード(ウィナーズ(WINNERS))として出現し、亡くなって天国に着いた人間出身、あるいは稀に更生した罪人の天使と推定される。罪人とは異なり、彼らは善良に暮らして亡くなった人間の魂であり、罪人とは異なる外見を持っていると推定されるが、実際のウィナーたちの姿を見れば、ほとんどがポジティブな考えか正常なこと以外は地獄と差がないように見える。罪人とは異なり、彼らは善良に生きて死んで天国に来た人間の魂であるため、罰を受けずに不妊で子を持つことができない罪人とは違って繁殖が可能であると推定される。

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[種族: 消去者] 一般的な天使とは異なり、黒い体と歪んだ笑顔の浮かんだLEDマスクを着用した、かなり不気味な姿の天使である。主に刃物を使用する。一般的な兵士は直立した槍を使用し、その他直属の部下に関してはハルバードや長剣など多様な個別カスタマイズされた兵器を持つ者もいる。一般の天使とは異なり、彼らは悪魔や罪人を殺すたびに形容しがたい喜びを感じるように創られたと言われている。性別は首領であるアダムのみ男性で、残る者は全員女性で構成されている。

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[種族: 人間] この世で生きる人々。天国に入る条件が特に厳しく、人間たちが住む世界はあまりにも混沌としいるので、多くの魂が罪人となり地獄に堕ちる。即座にブリッツたちが人間の世界を見ても地獄と何ら変わりがないと言うほどである。

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[種族: 神] 本世界を創り、初めの天使や悪魔、人間の祖先などを創造した存在。直接現れはしないが、その存在は推測できる。とりあえず人間に対する審判と救済を担当していると考えられている。消去者の天使を創造したのであれば、地獄の大虐殺にも神が関与したと推測される。しかし、一方で、自らを犠牲にし、皆を救うために奉仕したペンシャス卿を、復生させた人物として判断されている。彼を天国でウィナーとして復活させた。

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[虐殺の日] 地獄で毎年行われるイベントで、処刑者と呼ばれる天使たちが特定の日に傲慢の層に降りて、罪人出身の悪魔たちを虐殺する日を指す。最初の人間出身の悪魔と言えるリリスが地獄を比較的住みやすく変えた後、年が経つにつれて地獄に落ちる罪人が増えてきて、そのため地獄の人口が爆発的に増加することになる。しかし、地獄の人口が増え、その力が増すと、天国に対抗することを心配する天使たちは定期的に地獄の罪人を掃除し、地獄が天国に対抗する力を持たないようにするための予防的虐殺であると言える。この時、二つの角を持ち、黒い仮面をかぶった天使たちが降りてきて、1年の間に罪人出身の悪魔を虐殺する。ただし、ルシファーとの交渉によって、地獄生まれの悪魔はこの虐殺の対象から除外される。地獄には次の虐殺のカウントダウンを知ることのできる砂時計が存在する。いずれにせよ、一度の虐殺が終わると、地獄の姫であるシャーロット・モーニングスターが虐殺が終わったことを宣言する合図を送り、終了となる。本来虐殺の日には罪人悪魔と下級の土着者を区別なく虐殺していたが、ルシファーとの交渉により全ての地獄生まれが虐殺から除外されるようになったのは比較的最近のことである。虐殺の日に地獄の力を弱める目的にしては、天使に直接的な被害を与えられる王族やゲティア貴族、オーバーロードを無視して一般の罪人や下級土着者だけを虐殺することに疑問を抱く者たちもいる。これは戦力不足の問題によるものである。先述したとおり、「虐殺の日」を知る天使はセラと消去者しかいない。セラは立場上天国を離れることができないので、アダムとその部下の消去者だけが動員できる。消去者たちは悪魔が天使の武器を使うと力の差はほとんどなくなる。すでに地獄に王族や貴族を殺すことができる武器たちが解放されている状況である。食人村の住民すら天使の武器を持っているという理由で消去者たちを殺しているのに、軍団を持つ王族やゲティア貴族に手を出すのは事実上自殺行為である。王族やゲティア貴族よりも弱いアラスターでさえ、魔法で消去者の接近を遮断し、天使の武器で一方的な虐殺を繰り返している。王族、ゲティア貴族、オーバーロードに対抗できる存在はアダムしかいないが、一つ間違えば袋叩きに遭うことにもつながりかねない。アダムの暴露によってこのような虐殺を知った天使たちは驚愕し、非常に否定的にこの事態を受け入れた。

キャラクターの説明

ルシファー・モーニングスター(Lucifer Morningstar)。異名は地獄の王、愛称はルー(Lu)。ベッキーに自分を「ルー」と呼ぶように言うことから、親しい者に許される愛称のようだが、アラスターやヴォックスも皮肉を込めて呼ぶことがある。堕天使。身長158.5cm。46億歳以上。パンセクシュアル。元々は天国の熾天使だったが追放され、現在は地獄及び傲慢の輪の王、そしてルルワールドの創設者兼CEO、アルス・ゲティアの創造主である。アルス・ゲティアに所属する一部の七つの大罪を除いた他の全てのゲティアの悪魔は、全てルシファーの手によって生み出された創造物であり、天使出身だったルシファーの気質が反映されたのか、大半が鳥の姿をしている。悪魔の中では比類なき力と権力を持っているためか、礼儀も何も知らない罪人悪魔たちに対しても忠誠心はほとんどないが、王として明確に認識はしている。アラスターも少し皮肉を言いながらも敬語は使うなど、最低限、地獄の王としての敬意は払っている。家族には別居中の妻リリス・モーニングスター、娘チャーリー・モーニングスター、ペットのキーキー、ラズル&デズルがいる。

神に反逆したとされる堕天使ルシファー本人であり、自分が熾天使出身のルシファーであることを強調するかのように、それを象徴する蛇やリンゴなどのシンボルが数多く使用されている。また、濃いアイメイクと赤みがかった頬が印象的な、かなり中性的な容姿の持ち主。「皆に平等を追求しようとしたが、そのために堕ちてしまった夢想家」という設定。元々天国の熾天使だった頃から他の天使とは一線を画す存在であり、マッチョで女性に服従だけを求めるアダムにうんざりしていたリリスと結ばれ、人間にも魔法の力を分け与えたいという純粋な意図で善悪の果実をイブに与えた人物。天国では「厄介者」とされ、チャーリーは「奇抜なアイデアを持つ夢想家」だったと述べている。

しかし、善悪の果実によって人間界に悪が蔓延し、またそれによって地獄が生まれた。ルシファーは天国が重んじる秩序を乱した代償として、永遠に悪の坩堝である地獄を監視し、自身の行動によって引き起こされた人々の悪行を永遠に見守らねばならない罰を受けた。地獄の王と呼ばれてはいるが、ルシファーの立場からすれば地獄は自身の王国というより、刑罰を執行する牢獄に他ならない。また、後に明らかになるが、ルシファーの刑罰とは罪人たちと共に地獄に閉じ込められ、「自身の業によって作られた罪人たちを見守る」ことであるため、ルシファー自身は罪人たちを害することも、何もすることもできないという。このように、そもそも自身も罪に近い立場であるため、ルシファー自身が「王」としてふさわしい人物とは言い難い。そもそもルシファーが地獄の王であるのは、彼が圧倒的に強いという理由一つだけであり、実質的には何の統治活動もせず、一般悪魔と顔を合わせることもなく、七つの大罪の会議にも出席しない、王の地位だけを享受するヒキコモリに過ぎない。天国から定期的に行われる「全滅の日」で傲慢の輪の罪人たちが数千人ずつ死んでいくのを黙認したのもルシファーであり、それを見かねたチャーリーがハズビンホテルを設立して罪人の更生を図ろうとするも、無駄だと一刀両断する反応を見せる。一言で言えば、ルシファーは自身の民である罪人(Sinner)を全く信じず、顧みず、保護対象とも扱わず、「救いようのないクズども」以上の感情を持っていない。これは太古から非常に長い年月をかけて自身の罪の結果でもある罪人たちを見守り、彼らが犯す行いが全く変わらないことに嫌気がさして関心を失ったためと思われる。ルシファーもかつては罪人更生や天国との対話を試みたこともあったが、罪人たちの中に誰も救われるべき姿を見せず、彼の本家である天国も自身を冷たく突き放すことが億劫の年月続いたため、希望も期待も閉ざし、罪人たちが何をしようとどう死んでいこうと関心を失ってしまった可能性が高い。

もちろん、ルシファーの事情はどうあれ、地獄の罪人たちの立場からすれば、自分たちが死んでいっているにも関わらず現れない王を素直に崇拝する理由も全くないので、ルシファーに対する世論はあまり良くないようだ。ソーシャルメディアでは公然とルシファーを馬鹿扱いしており、ヴォックスがルシファーを嘲笑し侮辱した際に罪人一同が皆喜んで盛り上がったのを見ると、彼があまり大衆に尊敬される指導者ではないことは明白である。過去はどうだったかは不明だが、現在は罪人たちの状況、妻との別居、娘からの疎外など、様々な絶望感が積み重なり、極度のうつ病の症状を見せている。意味もなくラバーダックばかり作ったり、感情の起伏もかなり激しい方。絶望的な状況に対して現実逃避をしているため、全てのことに真剣になれず、ふざけているように見えるという。

ハズビンホテルに来る前、いつも忙しいというチャーリーの言動とは裏腹に、実際は非常に暇でアヒルのおもちゃをたくさん作っていたことが判明している。遠くの隅の作業台で「さあ…完成だ!」と叫び、その後アヒルを取り出して「私のラバーダック!!火も噴くんだよ!」(…)と大笑いした後、自分でも子供っぽいと思ったのか「私一人で何やってるんだ…」と独り言を言う。家に家族写真を何枚も飾り、チャーリーから電話がかかってくるとどう受け答えようか何度も練習するほど(若い世代に見られたかったのか、いざ電話を受けると娘に「Hey bitch!(やあ、クソビッチ!)」というこの世のものとは思えない第一声を発した)チャーリーを愛し大切にしているが、依然としてチャーリーのホテルの計画が無意味だと考え、助言はしていない。チャーリーもルシファーがエクソシスト天使たちに罪人の虐殺を傍観させることを許可した張本人であることを知っているため、父親であるルシファーをかなり疎ましく思っていた。

自ら「私は神に準ずる(I'm nearly a god)」と自負するほど、名実ともに地獄最強の存在。過去、天使だった頃から既に地獄の実質的支配者だったマモンやアスモデウスなどの他の七つの大罪を屈服させ、直属の部下にしたほど、地獄では比類なき「最強者」であり、悪魔化した際に翼が6枚あるのは、彼が天使の中でも最上位の熾天使だったことを示している。実際にハズビンホテルの戦力の中でも最強クラスだったアラスターですら倒したアダムを軽々とあしらえるレベル。七つの大罪6人が一致団結して彼に挑んだとしても、ルシファーが彼らを軽々とねじ伏せられるほど、ルシファーと他の七つの大罪との格差は非常に大きい。

ただし、ルシファーはその自身の罰のために、どれだけ強くても罪人を害することも、何もすることもできない。もちろん、これは罪人に限定された制約であり、同じ天使や地獄生まれの悪魔に対しては完全に力を発揮できる。余談だが、ルシファーが創造したアルス・ゲティアたちにもルシファーと同じ制約があるかは不明。ちなみに地獄では「Oh my god」を自身の創造主に対応させて呼ぶ特徴が存在する。例としてインプを挙げるなら「Oh my Satan」という感じ、ストラスの場合は自身が「Oh my Lucifer」と言及したことがある。それに、いくらルシファーであっても無敵の存在ではなく、特殊に作られた天使の武器に拘束されたり、肉を貫かれて血を流したりするなど、場合によっては負傷したり倒れたりすることもある。相対的に弱い罪人であっても、技術力と科学力でルシファーを危険に陥れることができるのだ。

<能力>
悪魔化:悪魔や堕天使なら誰でも可能な変身。上記のイメージで見られるように、天使化(6枚の翼を展開)と並行して、角と尻尾が現れ、角の間には炎が燃え上がる形態をしている。帽子の蛇の装飾は分離し、上に浮かんで天使の輪に変形し、ジャケットの肩部分には棘の装飾、内部にも眼球の装飾が追加される。天使として象徴される鳥はアヒル、あるいは白鳥と推定される。

魔法:様々な魔法を使うことができる。主に金色のエフェクトで描かれることが多い。キーキーを大きな鍵に変身させて魔法の杖のように使った。

パイロキネシス:数ある魔法の中でも特に火を頻繁に扱う姿を見せる。

変身:様々な動物に変身できる。鳥や馬、タコ、蛇など。余談だが、イブに善悪の果実を与えるために近づく際も蛇に変身して彼女に近づいた。さらには馬やヤギ、蛇、タコの形態は翼がないにも関わらず空を自由に飛び回ることが可能だ。

発明:自身の部屋の一角に様々な道具があり、実際に多種多様な物を作ったようだ。火を噴くラバーダックや光るホログラム装置なども軽々と作り出した。

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<人間関係>
チャーリー:愛する娘。文字通り自身の全てをかけてでも守りたい存在であり、リリスが失踪した現在、チャーリーまでも自分に失望して自分の元を去るのではないかとルシファーは恐れている。虐殺の日件でしばらく疎遠だったチャーリーが直接電話してきた際には、どうしていいか分からないほど喜んだ。チャーリーをとても大切にしているため、自分と同じ絶望を味あわせたくなく、チャーリーの無謀な夢を理想論だと片付けて邪魔することもある。それでも紆余曲折の末、チャーリーを理解し、チャーリーを助けることにする。

アラスター:事実上の宿敵。チャーリーの傍をうろつき(挑発だが)父親代わりをしていたアラスターを面白く思っていない。ルシファー側はアラスターを必要以上に意識し、それよりも役に立つ存在だと認められたい様子を見せる。上記のようにリリスとの別居問題や天国の全滅の日件でしばらくチャーリーと疎遠だったため、チャーリー側がルシファーと距離を置いていた間、チャーリーの夢を応援し多くの助けを与えた大人アラスターに父親としての領域を侵されたと感じているようだ。皮肉だが、それ故か愛する娘チャーリーを除けば、ホテルのメンバーの中で唯一名前と存在をきちんと認識している。

他のホテルのメンバー:接点もほとんどない上に、全く関心がない。娘のチャーリーや宿敵のアラスター以外とは、まともな会話をすることは稀で、二人以外のメンバーは名前もまともに覚えていない様子を見せる。かろうじて娘の彼女であるベッキーの存在を認識しているが、それすらも「娘の彼女」として記憶しているだけで、まともに名前も覚えていないのは同じで、存在も曖昧に覚えているレベルだ。事実上、ルシファーがチャーリー以外のホテルにどれほど関心がないかが分かる部分だ。

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歌を歌う能力に優れているというが、妻のリリスも地獄に大きな波紋を起こした歌手だったとすると、チャーリーの歌唱力が誰から受け継いだのかが分かる。伝承によれば、天使だった頃のルシファーは天国の聖歌隊の指揮者だった。アラスターと神経戦を繰り広げるのを見ると、バイオリンの演奏技術も優れている。

能力は多才だが、突飛な性格だという。正確には、ルシファーは何度も挫折を経験したため、ヒキコモリのように子供のように振る舞う傾向があるという。普段何でもないように平然と行動する理由も、そうでなければ自身に押し潰されてしまうからだという。

チャーリーの言葉によれば、「他の悪魔に舐められるな(You don't take shit from other demons)」という痛快な名言を残したことがあるようだ。

「ルルワールド(Lu Lu World)」という遊園地を運営しており、自身のルルワールドの偽物遊園地ルールーランドとその運営者である強欲の悪魔マモンに何度も訴訟を起こしていた。この遊園地はブリッツ一行によって破壊される。意図的に破壊したのではなく、ブリッツがロボティックピザローリーと揉め事を起こし、彼に銃弾を浴びせたため、ロボティックピザローリーがブリッツを松明のある場所へ吹き飛ばしたからだ。

キャンディアップルとポルカが非常に好きだという。

アヒルが非常に好きだ。私生活ではラバーダックに囲まれて生活し、アヒルが登場するシットコムも好んで見ている。ファンたちの間では、ルシファーがこのようにアヒルに執着するのは、度重なる挫折の末、自分をみにくいアヒルの子のように惨めな雛アヒルに投影したのではないかという意見もある。

自身の力で七つの大罪を全て屈服させたが、関係は良好に見える。サタンもルシファーに支配者の座から追われたことへの不満はあるが、他の七つの大罪と共に贈り物を送ったのを見ると、完全に敵対しているわけではないようだ。さりげなく札束を賄賂として送ったマモンが圧巻だ。

歌を奪われてしまい、最後まで歌えないジンクスがある。アラスターとデュエット中に乱入したミムジーに曲を奪われ、その後はヴォックスに奪われた。
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